18年間で8台のクルマを乗り継いできました。すべてトヨタグループ(トヨタ車5台+レクサス3台)。コンパクトカーからミニバン、SUV、そして高級SUVまで──18年・8台分の試行錯誤の末に残った「車選びの本音」を、18年で8台を乗り継いだオーナー(はろしょう)が正直にまとめます。これからクルマを選ぶ方、乗り換えで迷っている方にとって、判断材料の1つになれば幸いです。
はろしょう18年・8台分の失敗と成功から、いま私が大切にしている「車選びの本音」をお伝えします。
18年で乗り継いだ8台のクルマ


まずは、これまで乗ってきた8台を時系列で並べてみます。
| # | 車種 | カテゴリー | 購入形態 |
|---|---|---|---|
| 1 | トヨタ bB | コンパクトカー | 最初の愛車 |
| 2 | トヨタ クラウン 20系 | セダン | 中古 |
| 3 | トヨタ ヴェルファイア 30系前期 | ミニバン | 新車 |
| 4 | トヨタ ヴェルファイア 30系後期 | ミニバン | 新車 |
| 5 | レクサスRX300 バージョンL AWD(4代目/AL20型) | 高級SUV | 新車 |
| 6 | トヨタ ランドクルーザープラド | 本格SUV | 新車 |
| 7 | レクサスUX250h Fスポーツ | コンパクトSUV | 新車 |
| 8 | レクサスRX350 Fスポーツ AWD(5代目/TALA15型) | 高級SUV | 新車(現所有) |
こうして並べてみると、自分でも気づくことがあります。1台あたり平均2〜3年で乗り換え、すべてトヨタグループ車、そしてレクサスが3台。これは偶然ではなく、私なりに「車選びで大切にしてきた本音」が積み重なった結果でした。
本音① 同じメーカーを選び続ける価値
18年間、私はずっとトヨタグループの車を選び続けてきました。ただ、これは「トヨタブランドだから」というより、「付き合うディーラーとの関係性」をいかに育てるかという視点で選んできた、というのが正直なところです。
ディーラーとの関係は「対話の積み重ね」で深まる
18年間でネッツ系・トヨタ系の両方のディーラーと付き合ってきましたが、営業の方は本当にいろいろな方がいます。そこで私が大事にしてきたのは、買う側も相手の立場や気持ちを考えること。お互いにとっていい着地点を見極めながら、気持ちのいい交渉と対話を積み重ねていくと、自然と細やかなサービスもしてもらえるようになります。私が求めているのは安さではなく、「おもてなしの質」。今のレクサスディーラーとは、これからも長く付き合っていきたいと思っています。
合わないと思ったら「系列を変える」のも選択肢
正直に言うと、「トヨタ系だから良かった」と感じたことは特にありません。すべてはディーラー次第だと思っています。丁寧なディーラーはどこまでも丁寧ですし、対応が雑なところもあります。だからこそ、「ここは自分に合わないな」と感じたら、同じメーカー内でも販売店(系列)を変えてみることをおすすめします。同じレクサス・トヨタでも、店舗が変われば対応はまるで違います。
パーツの流用は「車種依存」に注意
同じメーカーで乗り継ぐと、パーツやアクセサリーを次の車へ引き継げる場面があります。ただし「何でも流用できる」わけではないのが、実体験から得た注意点です。
- ドライブレコーダー(移植型):RX300で付けたディーラーオプションのドラレコを、プラド→UXと載せ替えて使えました。取り付け式のものは車種をまたいでも流用しやすいです。
- カップホルダー系:汎用的な形状のものは、車種が変わっても使い回せました。
- フロアマット・ラゲージマット類:これは車種専用設計なので基本は流用不可。私の場合は旧型RX→新型RXと「RX→RX」だったから使えただけで、別車種だと合いません。
関連記事:LEXUS純正カップホルダープレート【3台連続愛用】流用OK / UNTILコイルマット【流用検証】旧型RX→新型RXで使える?
大事なのは「自分が何を求めているか」の自覚
安さを取るか、品質やおもてなしを取るか──価値観は人それぞれで、正解はありません。大事なのは、自分がクルマ選びに何を求めているのかを、自分自身で自覚しておくこと。それがはっきりしていれば、ディーラー選びも車種選びもブレなくなります。



「同じメーカーで乗り継ぐ」かどうかより、「信頼できるディーラーと長く付き合えるか」のほうがずっと大事だと感じています。
本音② クルマは「数字」より「体験」で選ぶ
20代のころは、馬力・燃費・装備の数字でクルマを比較していました。でも8台乗り継いだ今、私が一番大事にしているのは「体験」です。
試乗1時間で確信したRX350の「運転する楽しさ」
試乗で「これだ」と確信したのは、現所有のRX350でした。1時間ほど乗っていると、「運転そのものが楽しい」と感じさせてくれる車だと分かったんです。走り出しはハイブリッドのような静けさではありませんが、その代わりにガソリン車ならではの走る楽しさがあります。前車のUX250h(ハイブリッド)からの乗り換えだったこともあり、この違いははっきりと感じました。数字のスペックだけを見ていたら、この感覚にはたどり着けなかったと思います。
サイズ感はカタログのスペックだけでは判断できない
何台も乗り継いで痛感しているのは、サイズ感はカタログの数字だけでは掴めないということ。全長・全幅の数値が近くても、実際に運転席に座って取り回してみると、感じ方はまるで違います。だからこそ最終決定は、馬力10ps差や燃費1km/L差ではなく、試乗で確かめた「自分の体に合うか」で決めるようにしています。スペック表は、あくまで候補を絞り込むためのフィルターとして使うのが私のやり方です。
“クルマそのもの”より“買ったあとの体験”が満足度を決める
8台乗り継いで強く感じるのは、満足度を本当に左右するのは「クルマそのもの」より「買ったあとの体験」だということ。点検や車検でお店に行くたびにどう迎えてもらえるか、困ったときにどう動いてくれるか――その積み重ねが、所有満足度をじわじわと押し上げます。これはどのメーカー・どの価格帯のクルマでも同じだと思います。
私の場合は、その「買ったあとの体験」がレクサスでとても良かった、というだけの話です。一つコツをお伝えすると、ラウンジや相談で店舗を訪れるときは事前予約がおすすめ。予約しておくとお店側も準備を整えてくれるので、対応の質が変わってきます。これはどんなお店でも通じる、気持ちのいい付き合い方だと感じています。
詳細:【7年で気づいた本音】レクサスの真価は「おもてなし」にあった
代車も洗車も「ディーラーによって違う」
たとえば私が通うお店では、代車のときは同じブランドの車を貸してもらえますし、月に1回の無料洗車も今でも利用できています。ただ、こうしたサービスは同じメーカー・同じブランドでも店舗によって対応が違うものです。だからこそ本音①でお伝えしたとおり、「どのお店・どの担当者と付き合うか」が、クルマライフの満足度を大きく左右すると感じています。これはメーカーや車種を問わず言えることです。
本音③ ライフステージに合わせて選び替える
8台の選択は、すべて「そのときの生活に合った1台」を選んできた結果です。
- 20代独身期:bB → 軽快・経済的なコンパクトカー
- 大人っぽさを求めた頃:クラウン20系(中古)→ セダンの存在感
- 大型志向期:ヴェルファイア30系前期・後期 → ミニバンの空間とフラッグシップ感
- SUV時代の到来:レクサスRX300 バージョンL → 高級SUVの初体験
- 本格オフロード興味期:ランドクルーザープラド → 本格SUVの世界
- 都市生活へシフト:レクサスUX250h Fスポーツ → 都市部の駐車場事情に合うコンパクトSUV
- 現在:レクサスRX350 Fスポーツ → ライフ全体のバランスを取った高級SUV








「欲しい車を所有する」満足感は何にも代えがたい
プラドに乗っていた頃を振り返ると、「ずっと憧れていた本格SUVを所有できた」という満足度がとにかく高かったのを覚えています。ライフステージで選ぶといっても、その根っこにあるのは「そのとき一番欲しい車に乗る」という素直な気持ち。憧れを形にする所有満足は、燃費や利便性だけでは測れない価値があると感じています。
ダウンサイズで「得たもの」と「失ったもの」
一方で、プラドのような大きな車には現実的な悩みもありました。とにかく大きな駐車場を探すのが大変で、これは想像以上のストレス。生活拠点が地方から都市部へ変わったタイミングで、駐車場事情やマンションの立体駐車場制限といった「自分では変えられない外部条件」に合わせて、あえてコンパクトSUVのUXへ「ダウンサイズ」しました。
サイズを下げて良かったのは、燃費の改善と駐車場問題の解消。取り回しも一気に気楽になりました。ただし良いことばかりではなく、荷物がたくさん積めなくなったのは正直ストレスでした。大きな車の積載力は、失って初めてありがたみが分かる部分です。サイズ選びは結局、「何を得て、何を諦めるか」のトレードオフだと痛感しました。



「一段下げる」のも立派な選択肢。サイズダウンしても、レクサスのおもてなしは手放さない選択でした。


私が一番優先するのは「運転する楽しみ」と「所有満足度」
いろいろな条件を比べたうえで、私が車選びで最終的に一番優先しているのは「運転する楽しみ」、そして「所有満足度」です。燃費や積載性、取り回しももちろん大事ですが、結局のところ「乗るたびに楽しいか」「持っていて満たされるか」が、長く付き合ううえで一番効いてきます。だから次の1台も、スペックの優劣より「運転して満足できるか」を基準に選びたいと思っています。


本音④ 「3年周期」で乗り換える理由
私の乗り換えサイクルは平均2〜3年。「車検前に売る」のがほぼ固定スタイルです。最初は単なる「車好きの衝動」だったのですが、振り返ると、ちゃんと合理的な理由がありました。
車検+タイヤ交換で「50万円」かかるなら乗り換える
3年(車検前)での乗り換えを意識するようになった一番のきっかけは、お金の話です。3年を超えると、車検とタイヤ交換でまとまった費用が必要になります。私のRXクラスだと、車検とタイヤ交換を合わせて50万円ほどかかる計算。それだけの出費をするくらいなら、「いっそ新しい車に乗り換えたほうがいい」と考えるようになりました(費用感はRX350 Fスポーツの21インチタイヤ・純正整備の場合)。
新車から3年はメーカー保証とレクサスの3年間メンテナンス無料に守られます。この期間内で乗り換えると、突発的な修理費も出にくく、維持費の見通しが立てやすいのも利点です。
3年を超えると「走行距離」と「リセール」で不利になる
状態とタイミングの面でも、私は「3年でちょうどいい」と感じています。3年を超えると走行距離が伸びていきますし、それに伴ってリセールバリュー(買取・下取り額)も下がっていきます。実際、UX250h Fスポーツは3年・21,000kmという状態で390万円で売却できました。残価率が高いうちに手放すのが結果的に一番コスパが良い、というのが何台も乗り継いで見えてきた感覚です。
常に新しい安全装備を使える
クルマの装備は年々進化します。3〜5年で乗り換えれば、常に最新の安全装備・コネクティッド機能を享受できます。これは「自分や同乗者の安全への投資」とも言える部分です。
デメリットは「乗り換え費用」──そこは趣味代と割り切る
もちろん、3年周期にはデメリットもあります。一番大きいのは、乗り換えのたびにどうしてもまとまった費用が出ること。これは避けられません。ただ私の場合は、その費用を「趣味代」として割り切っています。車が好きで、新しい1台に乗る満足感そのものに価値を感じているからこそ、納得して払える支出です。どこまで割り切れるかは人それぞれなので、ここは自分の価値観と相談するところだと思います。
本音⑤ 売却は「相見積もり」が絶対条件
これは8台を売却(または下取り)してきた中で、最も強く言いたい本音です。1社だけの査定で決めてしまうのは、相場より安くなってしまうケースが多いです。
UX売却の実例:4社相見積もりで25万円差
2026年3月末にUX250h Fスポーツを売却したとき、大手買取チェーン3社+地元の買取専門店1社の合計4社で相見積もりを取りました。結果は:
- 大手チェーンA:約 365万円
- 大手チェーンB:約 370万円
- 大手チェーンC:約 375万円
- 地元買取専門店:約 390万円(最終売却額)
最安と最高で25万円の差です。1日かけて4社の査定を回るだけで、これだけの差が出ました。
相見積もりの本当のメリットは「判断基準が明確になる」こと
相見積もりというと「一番高く売るため」と思われがちですが、私が実感した一番のメリットは別にあります。それは自分の中での判断基準が明確になること。複数の査定額が並ぶと、「この車はだいたいこのくらいの価値なんだ」という相場観ができて、金額交渉のときにも数字を提示しやすくなります。落としどころが見えやすくなるので、納得して売却できるんです。
なぜ「地元の買取専門店」が一番高かったのか
今回、大手チェーンより地元の買取専門店が高かったのは、私としては少し意外でした。理由として感じたのは、その店の再販ルートでの競り(オークション)の強さが大きいのではないか、ということ。加えて、その店を何度も利用してきた信頼関係も、いい条件につながった一因だと感じています。「大手だから高い」とは限らない――これも相見積もりをして初めて分かったことでした。
詳細:レクサスUX390万円売却の全手順|4社相見積で25万差【実録】
本音⑥ 固定費は「満足度への投資」と捉える
現所有のRX350 Fスポーツ AWDの年間維持費は、最初の3年で約48万円、4年目以降は約60〜63万円。決して安くはありません。
「乗るたびに満足」が日常の幸福度を上げる
でも私は、この固定費を「満足度への投資」として捉えています。朝の通勤で運転席に座るとき、週末のドライブを心待ちにするとき――「この車に乗れている」という所有満足度はやはり大きいです。クルマ単体のコスパで見れば割高でも、生活全体の質を上げる投資として考えると、十分に納得できる支出です。
固定費が「もっと稼ごう」という前向きな力になる
もう一つ実感しているのが、固定費を少し背伸びすることが、自分を成長させてくれるということ。「その分しっかり稼ごう」と前向きに思えるようになりますし、自然とお金に対するリテラシーも上がっていきます。家計の見直しにもつながって、結果的に「なんとかしてやる!」という気持ちになる。固定費が、仕事やお金に向き合うための良いプレッシャーになっているんです。
関連記事:36歳会社員がレクサスRX所有|固定費かかるが満足度は最大 / レクサスRX350Fスポ年間維持費48〜63万円【実例】
8台に共通する「私の選び方の癖」
哲学を5つに整理してきましたが、8台すべてに共通する「自分の選び方の癖」も、振り返ってみるとはっきりあります。
- 信頼できるディーラーと長く付き合う──系列が合えば、同じメーカーで乗り継ぐことでパーツ互換や乗り味の馴染みやすさも活きる
- 新車で買う(中古はクラウンのみ)──最新装備+3年保証+リセール最大化
- 大きめ・上級グレード志向──「一段上」を選ぶことで満足度を持続させる
- カラーは公式表記で覚える──RX300のソニッククォーツ〈085〉、RX350のホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉。「白」じゃなく正式名称で記憶する細部まで愛着を持つ
- 3年前後で乗り換える──修理リスク回避+装備陳腐化回避+リセール最適化



振り返ると、自分なりの「選び方の癖」がきれいに残っていました。
まとめ:迷ったら「いまより“一段上”を選ぶ」
18年で8台──結果的に私が出した結論は、「迷ったら、いまより“一段上”を選ぶ」でした。コンパクトカーから少しずつ、自分が満足できる方へと背伸びを続ける。その背伸びが新しい仕事のモチベーションになり、生活の質も上がっていく──そんな循環が、私にとっての車選びの本音です。これは特定のメーカーや車種に限った話ではなく、どんなクルマを選ぶ人にも当てはまる考え方だと思っています。
クルマ選びはスペック表だけでは決められません。試乗で「乗り味」を、相見積もりで「実勢価値」を、そして自分のライフステージで「本当に必要なサイズ感」を確認する。この3つを揃えてから決めると、後悔のない買い物になります。
そしてもう一つ、18年8台でたどり着いた結論があります。それは「最後に効いてくるのは、運転する楽しみと所有満足度」だということ。燃費も積載性もリセールも大事ですが、毎朝の通勤や週末のドライブで「乗れて嬉しい」と思える1台かどうかが、長い付き合いでは一番の満足につながります。乗り換え費用は趣味代と割り切り、信頼できるディーラーと一緒に、次の「一段上」を選んでいく――それが私の車選びの本音です。
私が18年・8台で身につけた一番大事な習慣は、「相見積もりで愛車の本当の価値を知る」こと。次の購入予算の見え方が変わります。ディーラー下取りのみだと相場より20万〜50万円の差が出るケースもあります。
▼ もう1社の査定額もクロスチェックする方はこちら



次の1台を本気で考え始めたら、まず今の愛車の見積もりからスタートするのが18年8台のオーナーからのおすすめです。
18年・8台分の試行錯誤が、これからクルマを選ぶ方の判断材料になれば幸いです。メーカーや車種、新車か中古かにかかわらず、大切なのは「自分が本当に満足できる1台か」。私もまだ「車選びの旅」の途中で、次の1台も“運転して満足できるか”を基準に選ぶつもりです。










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