3台のレクサスを7年・60,000km以上乗り継いだオーナー(はろしょう)が、ハリアー Z Leather Package(ガソリン)をディーラーで試乗した実体験を踏まえて、レクサスRX350 Fスポーツと比較します。「ハリアーかRXか」で迷っている方に、3台のレクサスを乗り継いだ立場から、価格・装備・質感・「なぜレクサスを選び続けたのか」を共有します。
はろしょうハリアーの装備と先進性は印象的でした。最終的にレクサスを選んだのは「おもてなし」の存在が大きかったです。
なぜハリアー Z Leather Package を試乗したのか
当時、私が乗っていたのは レクサスRX300 バージョンL AWD(4代目/AL20型)。3年所有して走行3万km、ボディは ソニッククォーツ〈085〉。次の車を「もう一度レクサスにするか、トヨタの高級SUVに乗り換えるか」を考え始めていた時期でした。
2020年6月、トヨタから 4代目ハリアー(80系) が発売されました。デザインはフルモデルチェンジで一新され、インテリアと価格設定がネット上でも話題になっていました。次の候補として一度実車を確認しておきたいと思い、地元のトヨタ系ディーラーで試乗予約を入れました。


選んだグレードは Z Leather Package(ガソリン 2.0L)。ハリアーの最上級グレードで、本革シート・大型ディスプレイなどを備えたモデルです。
ハリアー Z Leather Package(ガソリン)の基本スペックと価格
まずは公式情報ベースのスペックを整理しておきます(2020年6月発売の4代目/80系・発売当時)。
| 項目 | ハリアー Z Leather Package(ガソリン) |
|---|---|
| 型式 | 6BA-MXUA80(FF)/6BA-MXUA85(4WD) |
| エンジン | M20A-FKS(2.0L 直4 ガソリン) |
| 最高出力 | 126kW(171ps)/6,600rpm |
| 最大トルク | 207N·m(21.1kgf·m)/4,800rpm |
| WLTC燃費(FF) | 15.4km/L |
| 車両価格(発売当時) | FF 約504万円 / 4WD 約525万円 |
| ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,740×1,855×1,660 mm |
| 装備の特徴 | 本革シート・JBLサウンド・調光パノラマルーフ(メーカーオプション)など |
同時期のレクサスRX300 バージョンL AWD(4代目/AL20型)の新車価格は約 660万円、現所有のRX350 Fスポーツ AWD(5代目/TALA15型)は約 782万円。ハリアー Z Leather と RX350 Fスポーツでは、車両本体だけで約250万円の差があります。
試乗してまず感じた「ハリアーの良さ」


試乗して印象に残ったのは、インテリアの先進性でした。センターコンソール周りやメーター周りには「新しい世代のクルマ」という印象を受けました。当時の私のRX300は4代目(AL20型)でデビューから時間が経ったモデルだったこともあり、ハリアー側の装備の新しさが目立つように感じました。



「この価格でこの装備内容なら魅力がある」とディーラーの席で感じました。
① 走りに軽快感がある
2.0Lガソリン(M20A-FKS/171ps)のフィーリングはレスポンスが素直で、街乗りから少し踏み込んだ加速まで、「走りに軽快感がある」と感じました。RXの重厚な走りとは別の方向で、もう少し軽快・スポーティな方向性。短い試乗時間のなかでも、街乗りで扱いやすそうな印象を受けました。
② 乗り心地のバランス
路面の段差をいなす感じ、コーナリング時のロール抑制も自然。「スポーティ寄りだが、街乗りでも違和感のないバランス」という印象でした。レクサスRXの重厚感とは別ベクトルですが、街乗り中心の使い方なら不足は感じませんでした。
③ 装備と価格のバランス
Z Leather Package のインテリアは本革シート、JBLサウンドシステム(メーカーオプション)、調光パノラマルーフ(同)、ディスプレイオーディオなど、500万円台前半でこの装備内容を揃えられる点は、価格に対する装備バランスが取れていると感じました。同時期のレクサスRXに同等装備を付けると、もう1〜2クラス上の価格帯になります。
ハリアー vs レクサスRX(4代目/AL20型・5代目/TALA15型)


「ハリアー良いのに、なぜ最終的に選ばなかったのか?」と聞かれることがあります。当時所有していた 旧型レクサスRX300 バージョンL AWD(4代目/AL20型) と、現在所有している RX350 Fスポーツ AWD(5代目/TALA15型) の両方と比較した実感を整理します。
① ハリアー vs 旧型RX(4代目/AL20型)


旧型RX300 バージョンLは2015〜2022年世代のモデルで、ハリアー試乗時にはすでにデビューから時間が経っていました。装備の新しさ・先進性ではハリアーが優勢に映りました。一方で、本革やパネルの手触り、スイッチのクリック感、ドアを閉めたときの音といった 「数字に出ない部分の作り込み」 では、3年所有してきた旧型RXに分があると感じました。静粛性も、長距離移動の疲れに影響する部分で旧型RXが一段丁寧でした。「装備の鮮度はハリアー、質感と静粛性は旧型RX」──これが当時の率直な印象です。
② ハリアー vs 新型RX(5代目/TALA15型)


2026年春に納車されたRX350 Fスポーツ AWD(5代目/TALA15型)に乗ってみると、ハリアー試乗時に感じた「旧型RXの装備の古さ」が 完全に解消されている ことが分かります。14インチの大型タッチディスプレイ、デジタル化されたメーター、最新の運転支援。装備面の新鮮さでハリアーに迫られていた部分が、新型RXでは追いついている印象です。そのうえで、質感・静粛性は旧型から維持されている──むしろ更に磨き込まれている。価格差(RX350 Fスポ 約782万円 vs ハリアー Z Leather 約525万円)はありますが、長距離移動の疲れにくさや所有満足度まで含めると、その差額に納得感がある仕上がりです。
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決め手は「クルマだけ」ではなかった


試乗で比較した結果、私が レクサスを選び続けた理由 は、実はクルマそのものだけではありませんでした。
① レクサスの「おもてなし」と付加価値
レクサスは購入後の体験が他ブランドと異なります。ディーラーに行けばオーナーズラウンジでコーヒーや軽食を取りながら、点検や打ち合わせができる。担当営業の方は名前を覚えてくれていて、車検や点検のタイミングも案内してくれる。3年所有するなかで、こうした体験が自分にとっての価値になっていたと気づきました。
詳しい話はこちらの記事にまとめています:【7年で気づいた本音】レクサスの真価は「おもてなし」にあった
② 当時のライフステージの変化
もう一つ大きかったのが、転勤による生活環境の変化でした。地方から都会へ引っ越すタイミングで、駐車場事情や日常での車のサイズ感 についての優先順位が変わっていきました。「クルマだけ」では決められないこうした要素も、車選びの決断軸を変える大きな要因です。
「ハリアー向き」「RX350向き」の人
試乗実体験と3台レクサス乗り継ぎの視点から、どちらが向いているかを整理しました。
ハリアー Z Leather Package が向いている人
- 500万円台で装備の充実したSUVを手に入れたい人
- スポーティな走りと家族での実用性を両立させたい人
- ディーラーを「実用的に使う場所」と割り切れる人
- ガソリン車のシンプルさに価値を感じる人
レクサスRX350 Fスポーツが向いている人
- 内装の質感や静粛性に価値を感じる人
- ディーラーでの「おもてなし体験」も購入後の楽しみにしたい人
- 長距離移動が多く、疲れにくさを重視する人
- 3〜5年所有後のリセールバリューまで考えたい人(レクサスは下取り・買取とも強い)
中古市場を視野に入れる場合
新車の総額差は大きいですが、中古市場では両車とも狙いやすい価格帯になっています。私自身、3台のレクサスを乗り継ぐ過程で 一括査定で25万円以上の差 が出た経験があります。購入時はディーラー下取りだけに頼らず、複数の買取店・販売店で相見積もりを取ると判断材料が増えます。
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まとめ
ハリアーを試乗し、装備内容と価格バランスに魅力を感じました。それでも最終的にはレクサスを選びました。理由は「クルマだけ」では決め切れなかったから。「クルマ+付加価値(おもてなし)+ライフスタイル」の3点で考えたとき、私にとってはレクサスが選択肢として合っていました。
どちらを選ぶにしても、おすすめしたいのは 「両方を試乗してみる」 ことと、「下取り任せにせず買取一括査定で相場を確認する」 こと。この2つで購入時・売却時の判断材料が大きく変わります。
ハリアー・RXどちらを選ぶ場合でも、いまの愛車の 買取相場 を把握しておくと、次の購入予算の見え方が変わります。ディーラー下取りのみだと相場より20万〜50万円差が出るケースもあります。
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3台のレクサスを乗り継いだ立場から言えるのは、クルマ選びはスペックや価格だけでは決め切れないということ。試乗で「乗り味」を、相見積もりで「実勢価値」を確認すると、自分の優先順位が見えてきます。



ハリアーもリセールが良いので、一度見積もりを取って次の車の購入準備を進めることをおすすめします。










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