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結論:新型レクサスES(2026年6月11日発売)は、ハイブリッド(HEV)とEV(BEV)が同じ790万円スタートで選べる、8年ぶり全面刷新の上級セダンです。EVの一充電走行距離は最大670km。難しいレクサスの専門用語は、本記事で全部やさしく噛み砕いて解説します。
はろしょう✅ この記事でわかること:
① そもそも新型ESは何が変わった?
② 全グレードの価格は?EVとHEVどっちが得?
③ EVは1回の充電でどれくらい走れる?
④ レクサス専門用語(BEV・version L・CEV補助金)を全部噛み砕き
⑤ レクサスを乗り継いだオーナーが見た「買うべき人・待つべき人」
そもそも新型レクサスESは何が変わった?
2026年6月11日、レクサスが上級セダン「ES」のフルモデルチェンジモデルを日本国内で発売しました。先代(7代目)から実に8年ぶりの全面刷新で、今回のESは外観・内装・パワートレインのすべてが大きく進化しています。
いちばんの変化は「電気だけで走るEV(BEV)」が初めて加わったこと。先代ESは「ES300h」というハイブリッド1本立てでしたが、新型はハイブリッドの「ES350h」に加えて、EVの「ES350e」「ES500e」が登場。同じES、同じ姿のまま、ガソリンを使うか・電気だけで走るかを選べるようになりました。



「ESにEVが出た」と聞くと身構えてしまいますが、要は「中身の動力を選べる上級セダン」になった、というだけ。見た目も乗り味の上質さもESのまま、エンジンか電気かを選べる、と考えればスッキリ整理できます。


新型ESの専門用語を一気に噛み砕き
レクサスの発表資料は専門用語のオンパレード。ここで一気に噛み砕いておきます。
| 専門用語 | 意味(やさしい言葉に置き換え) |
|---|---|
| HEV | ハイブリッド車。エンジンとモーターの両方で走る。ガソリンを入れて使う、いわゆる「普通のハイブリッド」。 |
| BEV | 「電池式電気自動車」のこと。ガソリンを使わず、コンセントから充電した電気だけで走る車。 |
| FWD | 前輪駆動(FF)。前の2輪で走るタイプ。雪が少ない地域や街乗り中心なら十分。 |
| AWD | 4輪駆動。4つのタイヤすべてに力が伝わる。雪道や雨の日の安定感が増す。 |
| version L(バージョンL) | 内装をより上質にした上級グレード。本革シートなど装備が手厚くなる。 |
| Rr Comfort package | 「後席(リア)を快適にするパッケージ」。リクライニング・オットマンなどで、後ろに乗る人を主役にする仕様。 |
| 一充電走行距離 | EVが満充電(バッテリー満タン)で走れる距離。ガソリン車の「満タンで走れる距離」のEV版。 |
| WLTC(モード) | 燃費・電費を測る公的な基準。実走行に近い数字が出る方式で、日本・欧州で使われている。 |
| CEV補助金 | 国がEVなどの購入を後押しするためにお金を補助する制度。金額や条件は年度・予算で変わる。 |



特に大事なのは「HEV=ガソリンのハイブリッド」「BEV=電気だけ」「version L=上級内装」の3つ。これさえ押さえれば、新型ESのグレード表もスラスラ読めます。
全グレードと価格|EVとHEVが同じ790万円スタート
新型ESの価格でいちばん驚くのが、ハイブリッド(ES350h)もEV(ES350e)も、同じ790万円からスタートすること。EVは「高い」というイメージがありますが、新型ESは車両本体価格をHEVと横並びにしてきました。
| グレード | 種別 | 駆動 | 価格 |
|---|---|---|---|
| ES350h | HEV(ハイブリッド) | FWD | 790万円 |
| ES350h | HEV(ハイブリッド) | AWD | 810万円 |
| ES350e | BEV(EV) | FWD | 790万円 |
| ES350e version L | BEV(EV) | FWD | 880万円 |
| ES350e Rr Comfort package | BEV(EV) | FWD | 920万円 |
| ES500e | BEV(EV) | AWD | 830万円 |
| ES500e version L | BEV(EV) | AWD | 920万円 |
整理すると、いちばん安いのはHEVの「ES350h FWD」とEVの「ES350e FWD」で、どちらも790万円。EVでパワーと4WDを求めるなら「ES500e(830万円〜)」、後席の快適装備をフルに使いたいなら「ES350e Rr Comfort package(920万円)」という並びです。


なぜEVがHEVと同じ価格にできた?CEV補助金もポイント
EVのES350e(FWD)とハイブリッドのES350h(FWD)が、ともに車両本体790万円で横並び。これだけでも「EVは高い」という常識が崩れますが、EVにはもう一つ強みがあります。
それが「CEV補助金(国の補助金)」。EV(BEV)は国の補助金の対象になるため、補助金を活用すると、実質的な購入負担はEVのほうが小さくなるケースもあります。つまり「同じ790万円なら、補助金が使えるEVのほうがお得になり得る」という逆転現象が起きるわけです。



ただしCEV補助金の金額や条件は年度・予算によって毎年変わります。「いくら戻ってくるか」は契約のタイミングで変動するので、最新の交付額は必ず公式(次世代自動車振興センターなど)や販売店で確認してください。ここを”いくら戻る前提”で組むと、あとで予算がズレることがあります。
EVは1回の充電でどれくらい走れる?燃費は?
EVを選ぶとき、いちばん気になるのが「どれくらい走れるか」。新型ESのEVは、クラスでも上位の航続距離を出してきました。
| グレード | 種別 | 航続距離/燃費 | やさしく言うと |
|---|---|---|---|
| ES350e(FWD) | BEV(EV) | 一充電走行距離 最大670km | 東京→大阪(約500km)が1回の充電圏内。EVの航続不安はかなり小さい。 |
| ES500e(AWD) | BEV(EV) | 一充電走行距離 最大636km | 4WDでパワーを出すぶん航続はやや短いが、それでも600km超。 |
| ES350h(FWD/AWD) | HEV(ハイブリッド) | WLTCモード 24.8〜25.4km/L | ガソリン1Lで約25km。上級セダンとしては優秀な低燃費。 |
※航続距離・燃費はグレードや装着タイヤなどの条件で変わります。上記はWLTCモード/一充電走行距離の発表値です。



EVで670km走れるというのは、心理的にかなり大きい数字。「遠出のたびに充電を気にする」ストレスが減ります。とはいえEVの実走行は気温やエアコン使用で変動するので、カタログ値の7〜8割を実用の目安に考えておくと安心です。
価格とパワートレインを見たあと、気になるのが内装です。現車で確認した正直な印象はこちら。
▶ 新型ESの内装はどう?シンプル化は買いか現車確認で正直評価
大きさは?先代ESからどれくらい大きくなった?
新型ESは、先代から一回り大きくなりました。とくに全長とホイールベース(前後タイヤの間隔)が伸びていて、後席の足元の広さや乗り心地に効いてきます。
| 項目 | 新型ES | 参考:RX(SUV) |
|---|---|---|
| 全長 | 5,140mm | 4,890mm |
| 全幅 | 1,920mm | 1,920mm |
| 全高 | 1,555mm(EVは1,560mm) | 1,695mm |
| ホイールベース | 2,950mm | 2,850mm |
新型ESは全長5,140mmと、先代ES(全長4,975mm)より約16cm長く、全幅も拡大。数字だけ見るとかなり大柄ですが、全高は1,555mmと低く抑えられた「背の低い上級セダン」です。SUVのRXと並べると、ESのほうが全長は長いのに全高は14cmほど低い、という関係になります。



私はいまRX350 Fスポーツ(SUV)に乗っていますが、ESは「背が低く・全長は長く・ホイールベースも長い」典型的なロングセダン。低重心でどっしり走る上質さは、SUVとはまた違う気持ちよさがあります。「乗り降りのしやすさ」を取るならSUV、「走りの落ち着き・静けさ」を取るならセダン、という棲み分けですね。


新型ESの注目装備|世界初・レクサス初がてんこ盛り
新型ESは、デザインテーマ「Provocative Simplicity(プロヴォカティブ シンプリシティ=挑発的なまでの簡潔さ)」のもと、新しい装備を多数投入してきました。


① レスポンシブヒドゥンスイッチ(世界初)
「ヒドゥン(hidden=隠れた)スイッチ」の名のとおり、普段は表面に溶け込んで見えず、操作するときだけ浮かび上がるスイッチ。世界初採用の装備で、すっきりしたインテリアの見た目と、押しやすさの両立を狙っています。
② バンブー加飾オーナメント(レクサス初)
竹(バンブー)を用いた加飾オーナメントをレクサスで初めて採用。昼は素材の表情を、夜は加飾が浮かび上がる演出で、時間帯によって異なる表情を見せます。上質な室内の雰囲気づくりに効いています。


③ Lシグネチャーランプ(前後で統一)
レクサスの象徴である「L字」をあしらった先進的なランプデザイン。前後ともにLシグネチャーで統一され、新型ESの顔つきを引き締めています。


④ 後席を主役にする「Rr Comfort package」
ES350eに設定される後席快適パッケージ。リクライニング・オットマン・助手席の前倒し機能などで、後ろに乗る人を主役にする”走るラウンジ”仕様です。ショーファー(運転手付き)用途や、家族・両親を後席に乗せる機会が多い人に響く装備です。
ボディカラーは全7色。新色として「ソウ(蒼)〈1M9〉」が新たに設定されました。
| ボディカラー(全7色) | カラーコード |
|---|---|
| ホワイトノーヴァガラスフレーク | 083 |
| ソニックチタニウム | 1J7 |
| ソニッククロム | 1L1 |
| ソニックイリジウム | 1L2 |
| ソウ(蒼)※新色 | 1M9 |
| グラファイトブラックガラスフレーク | 223 |
| ソニックカッパー | 4Y5 |
ライバルEVセダンと比べると?価格と航続で見る立ち位置
新型ESのEV(ES350e)を検討するなら、同じEVセダンのライバルとも比べておきたいところ。価格と一充電走行距離(満充電で走れる距離)で整理しました。
| 車種 | 種別 | 価格の目安 | 一充電航続(WLTC) |
|---|---|---|---|
| レクサス ES350e | EV(FWD) | 790万円〜 | 最大670km |
| テスラ モデル3 | EV | 約530万〜730万円 | 約590〜770km |
| BMW i5 | EV | 約1,000万円〜 | 約520〜650km |
| メルセデス・ベンツ EQE | EV | 約1,000万円〜 | 約620km |
※価格・航続距離はグレードや年式で変わります。上記は2026年6月時点の各社公表値・公開情報をもとにした概算で、最新の正確な数値は各メーカー公式サイトでご確認ください。
こうして並べると、新型ESのEV(790万円〜)は、BMW i5やメルセデス EQE(ともに約1,000万円〜)より200万円以上安いのに、航続670kmはむしろ互角以上。価格を最優先するならテスラ モデル3が頭ひとつ安いですが、ボディサイズやキャラクターは方向性が異なります。



新型ESの面白いところは、同じ790万円でEV(ES350e)とハイブリッド(ES350h)を選べること。輸入のプレミアムEVは基本「EVのみ」なので、充電環境に合わせて選べる柔軟さはESならではの強みです。「EVに興味はあるけど充電が不安」という人でも、同じ価格でハイブリッドを選べる安心感があります。
買うべきか?レクサス乗り継ぎオーナーの見立て
RX300バージョンL → UX250h Fスポーツ → RX350 Fスポーツとレクサスを乗り継いできた立場から、新型ESの「買い時」を率直に整理します。
こんな人にハマる
- 静かで上質なセダンに乗りたい人:ESは歴代「静粛性と乗り心地」が看板。背の低いロングセダンの落ち着いた走りが好きな人に。
- 自宅や月極で充電できる人:ES350e(790万円〜)なら、CEV補助金を使えば実質負担を抑えつつEVに踏み出せる。
- 長距離移動が多い人:EVでも最大670km走れるので、遠出の充電ストレスが小さい。
- 後席に人を乗せる機会が多い人:Rr Comfort packageの電動オットマンは、家族・両親・来客を後席に乗せるシーンで効く。
逆に、いったん立ち止まりたい人
- 充電環境がない人:マンション等で自宅充電できないなら、無理にEVを選ばずハイブリッドのES350h(790万円〜)が無難。
- SUVの乗り降りのしやすさ・積載が欲しい人:ESは背の低い2列セダン。荷物や乗降を重視するならRXなどSUVのほうが合う。
- 先代ESからの価格上昇が負担な人:8年ぶりの刷新で内容も価格も上がっている。予算が合わなければ、中古の先代ES300hも選択肢。



私自身はSUV派なので、すぐにESへ乗り換える予定はありません。ただ、「EVとHEVが同じ790万円から選べて、しかもEVは補助金が使える」という設計は、EVを初めて検討する人の背中を押す賢いやり方だと感じます。”EVは高い”という思い込みで候補から外すのは、いちど立ち止まって考え直す価値がありますよ。
新型ESに乗り換えるなら、まず今の車の価値を知る
新型ESへの乗り換えを考えるなら、最初にやるべきはいまの愛車の本当の買取価格を把握することです。中古車市場では、同じ車種でも査定額に30〜100万円ほどの差が出ることがあります。査定は無料で複数社の見積もりが取れるので、ディーラー下取りに出す前に相場を知っておくだけで、商談を有利に進められます。
まとめ|新型ESは「EVを選びやすくした」上級セダン
新型レクサスESのポイントを7つに整理します。
- ✅ 2026年6月11日発売・8年ぶりの全面刷新(8代目)
- ✅ ハイブリッド「ES350h」+EV「ES350e/ES500e」の3本立て
- ✅ HEVもEVも790万円スタートで横並び(ES350h/ES350e FWD)
- ✅ EVはCEV補助金対象で、実質負担はEVのほうが小さくなるケースも
- ✅ EVの一充電走行距離は 最大670km(ES350e)
- ✅ 世界初「レスポンシブヒドゥンスイッチ」など新装備を多数採用
- ✅ 先代より一回り拡大(全長5,140mm・WB2,950mm)した背の低いロングセダン
「ESにEVが出た」と聞くと難しく感じますが、整理すれば「同じ姿のまま、エンジンか電気かを選べるようになった上級セダン。しかもEVは補助金が使える」というシンプルな話です。EVを初めて検討する人にとっては、いちばん入りやすい一台かもしれません。乗り換えを考えるなら、まずは今の愛車の価値を知るところから始めてみてください。



動きだす最初の一歩は「今の車の本当の買取価格を知ること」。それだけで予算が30〜100万円増える可能性があります。一括査定は無料で、査定だけ受けて売らないのもOKです。
新型ESへの乗り換えに備えるなら、まずやるべきこと
▼ 今の車の本当の買取価格を知る
ディーラー下取りに出す前に、一括査定で複数社の見積もりを取るだけで
買取予算が30〜100万円増える可能性があります。
その差額がそのまま「次のレクサス」の予算になります。
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※写真は2026年6月、レクサス正規ディーラーの展示車を筆者が撮影したものです。※本記事は2026年6月16日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・グレード・装備・ボディカラー等はレクサス公式の発表情報に基づきますが、仕様は予告なく変更される場合があります。CEV補助金の金額・条件は年度・予算により変動します。最新情報・正式な仕様・補助金交付額は、レクサス公式サイトおよび販売店、次世代自動車振興センター等で必ずご確認ください。
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