「車を10年ローンで買うのって、大丈夫なの?」――そう不安に思う人は多いと思います。10年は長いし、途中で乗り換えたくなったら? 総額が高くつくのでは? 審査は?と、心配は尽きませんよね。
結論から言うと、正しく使えば、10年ローンはむしろ賢い選択です。私はレクサスRX350を、あえて銀行の10年ローンで買いました。この記事では、その理由と「10年でも不安にならない使い方」を、実体験で正直に解説します。
お伝えしておきたいのは、これは机上の理論ではないということです。私自身、実際にこの買い方でレクサスRX350を購入し、これまでの車もずっと同じやり方で乗り継いできました。だからこそ、良い点も注意点も、実感を持ってお話しできます。
そもそもレクサスRX350を買うとき、多くの人が「残価設定ローン(残クレ)にするか、銀行ローンにするか」で迷うと思います。ディーラーでは残価設定をすすめられることが多いですが、私はあえて銀行の10年ローンを選びました。
私はこれまで18年で8台を乗り継ぎ、UX250hからRX350 “F SPORT” AWDに乗り換えました。その購入のときに、残価設定と銀行ローンを自分なりに比較した結論が「銀行10年ローン」だったのです。この記事では、なぜ残価設定ではなく10年ローンを選んだのかを、実体験で正直に書いていきます。
はろしょう結論を先に言うと、カギは「月々を抑える長期・低金利ローン」と「数年で売って一括返済する」という組み合わせでした。
なぜRX350を購入したのか
まず、RX350に乗り換えた理由から。大きかったのは車検のタイミングと生活環境の変化の2つです。
私はもともと、車を初回車検の前に乗り換えるスタイル。UX250hも3年・初回車検前のタイミングで手放しました。ちょうどそのタイミングで生活環境が変わり、もう少しゆとりのあるサイズのSUVが欲しくなったのです。
RX350はサイズ感が自分にちょうど良く、乗り心地も上質。試乗でも所有してからも満足度が高く、「次はこれだ」と決めました。UXとRXで具体的に何が変わったかは、UXからRXに乗り換えて維持費がどう変わったかに詳しくまとめています。
購入時の見積もり
RX350 “F SPORT” AWDは、レクサス公式で700万円台〜という価格帯です。ここにオプションや諸費用が乗ってくるので、総額はさらに上がります。そしてレクサスは現金値引きがほぼ期待できないブランド。新車の値引きで安くする、という発想は最初から持っていませんでした。
そのかわり私が重視したのは頭金をしっかり入れて、借入額そのものを小さくすること。前の愛車だったUX250hを4社相見積もりで390万円で売却し、その売却益をまるごと頭金に充てました。下取りではなく買取専門店で高く売る――この一手で、ローンの負担を大きく下げられます。



値引きが渋いレクサスだからこそ、「旧車を高く売って頭金にする」のが一番効く節約でした。
UXをどう高く売ったかはUX250hを390万円で売却した実体験にまとめています。
10年ローンを選んだ理由
頭金を入れた残りを、私は銀行の10年ローン(ボーナス併用)で組みました。理由はシンプルで、月々の支払いをできるだけ軽くしたかったからです。
ローンは返済期間が長いほど、1回あたりの支払いは小さくなります。10年という長めの期間にして、さらにボーナス払いも併用することで、毎月の負担をぐっと抑えることができました。
そしてもう一つ重要なのが金利。銀行ローンのほうが、ディーラーの残価設定ローンより金利が低かったのです。月々が軽くて金利も低い――この時点で、私の中では銀行ローンが有力候補になっていました。
残価設定ローンと比較した結果
「残価設定(残クレ)は月々が安い」とよく言われます。でも実際に比較してみると、私のケースでは逆でした。
ポイントは期間の違いです。残価設定ローンは基本的に5年で組みます。一方、私が選んだ銀行ローンは10年。同じ車を買っても、5年で返すか10年で返すかで、月々の支払いはまったく変わります。5年の残価設定より、10年の銀行ローンのほうが月々は安くなったのです。
さらに残価設定は、据え置いた残価部分にも金利がかかるうえ、もともとの金利も銀行より高め。月々も総額も、私の場合は銀行ローンに分がありました。完済すればクルマは完全に自分のものになり、走行距離やキズの制限もありません。



「残クレ=月々が安い」は、あくまで同じ期間で比べたときの話。期間を伸ばせる銀行ローンと比べると、前提が変わってきます。
残価設定・残額据置き・銀行ローンの違いは、レクサスのローンを3種類くらべた記事で詳しく整理しています。
銀行ローンの弱点は「審査の手間」
ただし、銀行ローンにも弱点はあります。それが審査の手間です。残価設定はディーラーの商談の流れでそのまま手続きが完結しますが、銀行ローンは自分で申し込み、審査の結果を待つ必要があります。金利の安さと引き換えに、多少の手間はかかると思っておきましょう。とはいえ、その手間に見合うだけ総額は変わるので、私は迷わず銀行を選びました。
10年ローンは本当に大丈夫?──契約時の不安と、その答え
正直に言えば、契約のときに「10年って長いな」という気持ちはありました。10年も同じ車に乗り続けるのか、と。
でも、ここに私なりのカラクリがあります。私は実際には3年未満で売却し、その売却金でローンを一括返済しているのです。だから「10年ローン」とはいっても、10年払い続けるわけではありません。
長期ローンで月々を限界まで軽くしておき、数年で売って一括返済する。こうすれば、毎月の負担は軽いまま、長期ローンのデメリット(払い続けると総額の利息が膨らむこと)も最小限に抑えられます。残債は売却金で消えるので、10年という長さは私にとって不安要素ではありませんでした。
「10年も組んだら、利息で損するのでは?」という不安もよく聞きます。確かに10年払い続ければ利息はかさみます。でも私は3年前後で完済するので、10年分の利息を払うわけではありません。さらにもともと金利の安い銀行を選んでいるので、数年分の利息負担はごくわずかで済みます。「長く組む=損」ではないのです。
「途中で生活が変わって手放したくなったら?」という心配も、答えは同じです。売却額が残債を上回ってさえいれば、いつでも売って清算できます。10年ローンだからといって、10年間その車に縛られるわけではありません。むしろ月々が軽い分、転職・結婚・引っ越しといったライフスタイルの変化にも対応しやすいのが、長期ローンの隠れたメリットです。



長期ローンは「月々を軽くする道具」として使い、出口は売却で締める。だからこそ、最初に金利の安い銀行を選ぶことが何より重要です。
💭 「3年で売って一括返済」の前に、愛車の価値を確認
私の戦略は「長期・低金利のローンで月々を抑え、数年で売却して売却金で一括返済する」こと。だからこそ売るときに高く売れるかが肝心です。私はUXを手放したとき、4社を比較して最安と最高で25万円の差が出ました。1社だけの査定で決めていたら確実に損していました。


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売却額が残債を上回らせる3つのコツ
「数年で売って、売却金でローンを一括返済する」という私のやり方は、売却額がローンの残債(残高)を上回って初めて成立します。売っても残債が残ってしまっては意味がありません。そこで意識しているのが、次の3つです。
① 頭金を多めに入れる
最初の借入額を小さくしておけば、数年後の残債も少なく済みます。私はUXの売却益(390万円)をまるごと頭金に充てて、借入額そのものを圧縮しました。スタート時点で残債を小さくしておくのが、いちばん確実な方法です。
② 月々の返済額を少し増やす
無理のない範囲で月々の返済を少し多めにすると、残債の減りが早まり、数年後に売却額が残債を上回りやすくなります。長期ローンで月々を軽くしつつ、家計に余裕がある分は前倒しで返す、というバランスです。
③ リセールの良い車を選ぶ(これが大前提)
そして何より重要なのが車選びです。正直に言うと、リセールの良い車でないと、この条件はクリアできません。リセールの悪い車だと、数年後の残債が売却額を上回ってしまい、売っても借金が残る=この戦略そのものが成立しなくなります。私がF SPORTのような人気グレードを選ぶ理由の一つは、まさにここにあります。



「頭金多め・月々やや増やす・リセールの良い車」。この3つがそろって初めて、数年での売却&一括返済が安心して狙えます。
お金を借りるときは「金利」を見る|bB時代の教訓
私がここまで「金利」にこだわるのには、原点があります。
初めて買った車(bB)は、ディーラー系(JAが運営する中古車店)のローンでした。審査はすぐに通ったのですが、あとで金利の高さにびっくり。当時は親がローンを借りてくれたこともあって、正直、金利の重要性をまったく分かっていませんでした。
この経験から学んだのが、お金を借りるときは必ず金利を見るということ。以来、車を買うたびに複数の銀行を比較して、いちばん金利の安いところで組むようになりました。最近はネット銀行のマイカーローンも金利が低く、選択肢が広がっています。ディーラーで言われた条件をうのみにせず、自分で金利を調べて比べるだけで、総支払額は大きく変わります。



「審査がすぐ通る」より「金利が安い」を優先する。これは、最初の1台で高い授業料を払って学んだ教訓です。
よくある質問(RX350のローン)
Q. 残価設定と銀行ローン、結局どっちが得?
金利で見れば銀行ローンが有利です。ただし銀行は審査の手間があり、残価設定はディーラーで手続きが完結する手軽さがあります。手間より総額を取るなら銀行、手軽さを取るなら残価設定、という選び方になります。
Q. 10年ローンは長すぎない?
払い続ければ利息は増えますが、私は3年前後で売却し、売却金で一括返済するので長さは問題になりません。長期ローンは「月々を軽くする道具」と割り切っています。
Q. 頭金はどれくらい入れるべき?
多いほど安心です。借入額が小さいほど総利息も減り、数年後に売却額が残債を上回りやすくなります。私は旧車を高く売って、その売却益をまるごと頭金にしました。
Q. 銀行ローンはどう選ぶ?
とにかく金利を比較すること。複数の銀行(ネット銀行・地方銀行など)のマイカーローン金利を調べるだけで総額が変わります。最近はネット銀行も低金利でおすすめです。
Q. リセールの悪い車でも、この戦略は使える?
正直、難しいです。売却額が残債を下回ると、売っても借金が残ってしまいます。「数年で売って一括返済」を狙うなら、リセールの良い車・グレードを選ぶことが大前提です。
今振り返ってどう思うか
結論として、このやり方を選んでよかったと思っています。月々の支払いが軽いので家計にゆとりが生まれ、乗り換えのタイミングも自分でコントロールできます。
振り返って一番伝えたいのは、とにかく金利の安い銀行を探すことが重要だということ。ディーラーにすすめられるまま残価設定で組むのではなく、自分で銀行ローンの金利を調べて比較するだけで、総額は大きく変わります。
もちろん、これは「数年で乗り換える」「売却金で一括返済する」前提の戦略です。1台を長く乗り続ける人や、最終的に返却して乗り換えたい人には、残価設定が合うこともあります。自分の乗り方に合わせて、月々ではなく“総額と出口”で考えるのが、後悔しないローン選びだと思います。
最初の問い「10年ローンって大丈夫なの?」への私の答えは、こうです。正しく使えば、まったく問題ない。むしろ賢い選択になる。長期で組んで月々を軽くし、低金利の銀行を選び、リセールの良い車を数年で売って一括返済する――この形なら、10年という数字を怖がる必要はありません。怖いのは「言われるまま、金利を見ずに組むこと」のほうです。



レクサスは「買って終わり」ではなく「どう払って、どう手放すか」まで設計すると、ぐっと賢く付き合えます。
レクサスSUVそのものの選び方で迷っている方は、NX350とRX350を両方乗った本音比較もどうぞ。










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