愛媛県の最西端、海に向かって細長く突き出した半島の先端に、ぽつんと白い灯台が立っている。佐田岬灯台――愛媛に住んでいる人でも、実際に足を運んだことがある人は意外と少ない場所だ。
今回はレクサスRXを走らせて、松山市内から約2時間半、日本一細長い半島を駆け抜けて佐田岬灯台付近の駐車場まで行ってきた。その道中と、灯台駐車場から見える絶景を記録として残しておきたい。
はろしょうここ、愛媛県民でもなかなか来ない場所です。でも一度行くと「なぜもっと早く来なかったのか」と本気で思う、そんなドライブスポットでした。
佐田岬ってどんな場所?
佐田岬(さだみさき)は、愛媛県伊方町にある岬で、四国の最西端に位置する。ここがユニークなのは、約40kmにわたって細長く伸びた「佐田岬半島」の、そのまた先端だという点だ。日本一細長い半島として知られ、Googleマップで見ると「なぜこんな形に?」と思うほど不自然に西へ突き出している。
半島の先から豊予海峡を挟んだ向こう側は、もう九州・大分県。晴れた日には佐賀関半島が肉眼でしっかり見える。「四国から九州が見える場所」と言われて実感が湧かない人も、ここに立つと一発で理解できる。
松山からのアクセス|メロディーラインを走る
松山市内から佐田岬灯台付近駐車場までは、車で約2時間半〜3時間。距離にして約110km。高速道路で大洲北只ICまで一気に走り、そこからは国道197号線、通称「佐田岬メロディーライン」を西へひたすら走ることになる。
このメロディーラインが良い。半島の尾根を貫くように走る道で、左右に海が見える区間もある。アップダウンとワインディングが続くため、SUVというよりスポーツカー寄りの走りを楽しめる区間もあるが、RXのAWDなら路面を気にせず安心して踏める。



道中の山並みと海の景色が本当に綺麗で、運転しているだけで十分に元気をもらえます。窓を開けて走ると、風に混じって潮の香りがふわっと入ってきました。
途中には道の駅「伊方きらら館」があり、休憩・補給に最適。きらら館については別記事で紹介しているので、あわせて読んでほしい。
半島沿いに並ぶ風車が印象的
メロディーラインを走っていて、誰もが目を奪われるのが半島沿いに立ち並ぶ巨大な風力発電の風車だ。佐田岬半島は年間を通して風が強く、風力発電の適地として全国でも有数のエリアとなっている。
真っ青な空と深い青の海を背景に、白い風車がゆっくりと回っている景色は、日本離れしていて「北欧の海沿いを走っているのでは」と錯覚してしまう。車を一度停めて写真を撮るポイントが道中にいくつもあるので、時間に余裕を持って行くのがおすすめだ。
佐田岬灯台付近駐車場に到着
半島の先端近くまで走ると、「佐田岬灯台駐車場」の案内看板が出てくる。道幅が徐々に狭くなっていき、最後は軽自動車同士でもすれ違いに気を使うような区間もあるので、スピードは控えめに。
駐車場は無料。台数はそれほど多くないが、平日であれば問題なく停められる。駐車場の目の前には小さなトイレと案内板があり、ここから灯台までは遊歩道で徒歩約25〜30分(片道約1.8km)歩くことになる。





「車で灯台まで行けない」と聞くと面倒に感じるかもしれませんが、遊歩道の途中からの景色も最高なので、むしろ歩いて良かったと思える道のりでした。
駐車場から眺める景色
実は、わざわざ灯台まで歩かなくても、駐車場からの景色だけで十分「来て良かった」と思える場所だ。駐車場脇の展望スペースから見下ろすと、眼下には切り立った崖と、どこまでも続く青い海が広がっている。
空気が澄んでいる日は、水平線の向こうに九州の山影がはっきりと見える。夕方に訪れると、西に沈む夕日が海を赤く染めて、息を飲むほど美しい。個人的には、青空の昼間よりも夕暮れ時のほうが記憶に残る景色だと感じた。


駐車場〜灯台までの遊歩道
時間と体力に余裕があれば、ぜひ灯台まで歩いて行きたい。遊歩道はほぼ舗装されていて歩きやすいが、アップダウンがあるのでスニーカーなど歩きやすい靴が必須。ヒールやサンダルはNGだ。
途中には「水尻展望台」の案内板が現れる。ここから灯台を見渡せるスポットで、遊歩道の絶景ポイントのひとつだ。また、戦時中に作られた「椿山展望台」などの遺構も点在していて、歴史的にも興味深い場所が多い。家族連れであれば、子どもと一緒に探検気分で歩くのも楽しいだろう。







遊歩道の途中、岩肌と海の対比が息をのむほど綺麗な展望ポイントがありました。足を止めてしばらく見入ってしまうほどです。


灯台到着|白亜の佐田岬灯台
遊歩道を20分ほど歩くと、突然視界が開けて白い灯台が姿を現す。大正7年(1918年)に初点灯されたこの灯台は、100年以上にわたって豊予海峡を行き交う船を見守り続けてきた。
青い空、青い海、そして白い灯台。日本にいることを忘れるような、絵画のような風景が広がる。
訪れる前にチェックしておきたいポイント
- 所要時間:松山市内から片道約2時間半〜3時間。往復+滞在+遊歩道歩行(往復1時間)で1日仕事と考えておくと良い
- 駐車料金:無料
- トイレ:駐車場に有り。灯台までの遊歩道にはない
- 食事:駐車場付近にはない。道中の道の駅「伊方きらら館」などで済ませておくのがおすすめ
- ガソリン:半島に入る前に満タンにしておくこと。先端付近にスタンドはほぼない
- 電波:半島の先端付近は場所によって電波が弱い。ナビを事前にセットしておくと安心
- 服装:灯台まで歩くなら、歩きやすい靴必須。風が強い日が多いので羽織るものがあると良い
RXで走って感じたこと
メロディーラインの長いワインディングを走って、改めてRXの「長距離での疲れにくさ」を実感した。シートの快適さ、静粛性、高速域での安定感――どれも長距離ドライブを前提に設計された車だということがよく分かる。
特に半島の先端に向かう細い山道では、AWDの安心感が効いてくる。細かなカーブを繋いでいく運転は、SUVとは思えないほど自然で滑らかだった。



片道2時間半を走っても全然疲れない。RXは本当に「移動そのものがご褒美」になる車だと、今回のドライブでまた感じました。
まとめ|四国の最西端で得られる特別な景色
佐田岬灯台付近駐車場は、愛媛に住んでいても「いつか行こう」と思いながら後回しになりがちな場所だ。しかし実際に足を運んでみると、道中のメロディーラインから風車、海、そして灯台まで、すべてが「ドライブそのものの楽しさ」を思い出させてくれるスポットだった。
「愛媛のドライブスポット」と言えば、どうしても有名どころの下灘駅やしまなみ海道が挙がりがちだが、本当に静かで開放感のある絶景を味わいたいなら、佐田岬は候補に入れる価値が十分にある。
次の休日、ハンドルを握って西へ向かう理由をお探しなら、ぜひ佐田岬を目的地に設定してみてほしい。長い半島の先に待っているのは、間違いなく心に残る景色だ。



道中の道の駅「伊方きらら館」は別記事で詳しく紹介しています。休憩スポット選びの参考にどうぞ!




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