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本記事では2026年7月7日時点でトヨタ認定中古車サイトに掲載されていたランドクルーザー300(300系)全9台を独自集計し、リセール傾向を分析しています。
「ランクル300ってリセールすごいって聞くけど、実際いくらで売られてるの?」気になったので、トヨタ公式の認定中古車サイトに出ているランクル300の在庫を、自分で集計してみました。結果は衝撃で、全国にわずか9台、そして残価率は約154%。当ブログの分析シリーズ(レクサス5車種+アルファード・ハリアー)史上、最高の数字が出ました。あくまでも参考程度に、と先に断っておきますが、一次データでその異常な実像をお見せします。
はろしょう✅ 今回やったこと:トヨタ認定中古車のランクル300在庫を独自集計(2026年7月7日時点・全9台)
✅ シリーズ:アルファード・ハリアーに続くトヨタ車分析 第3弾(ランクル編その1)
✅ 注意点:これは「販売価格」であって「買取価格」ではない
✅ 母数9台なので、数字はすべて参考値です
👉 あくまでも個人で分析した参考データです
🎯 結論:ランクル300のリセールはどう見えるか
先に結論です(2026年7月7日時点・2021年8月発売時の新車価格基準)。
- 👑 ZX(ガソリン):残価率 約154%(6台・平均1,124.8万円 vs 新車730万円)——シリーズ史上最高値
- 🏁 GR SPORT(ガソリン):約129%(2台・平均989.5万円 vs 新車770万円)
- 📦 在庫は全国でわずか9台。最安の個体でも781万円(GX・走行4,000km)
- 💰 9台すべてが発売時の新車価格を上回る値付け
ざっくり言うと「新車が買えないから、中古が新車の1.5倍でも売れる」という、需給の歪みの極致です。ただし、これは認定中古車の「販売価格」であって買取査定額ではありません。残価率154%でも、買取で新車の1.5倍が返ってくるという意味ではない点にご注意ください。実際の買取はここから2〜3割低くなります。
🔍 分析の方法と前提
- データ元:トヨタ認定中古車 公式サイト(toyota.jp/ucar)
- 取得日:2026年7月7日時点
- 対象:車名「ランドクルーザー300」の在庫全9台(この車種は全数を捕捉できました)。各車両の詳細ページから本体価格・年式・走行距離・排気量を抽出
- グレード分類:公式グレード絞り込みが無いため、車名表記の筆者ルールで分類(ZX/GR SPORT/GX。9台はすべてガソリン3.5Lターボでした)
- 新車参考価格:2021年8月発売時のメーカー希望小売価格(税込)=GX 510万/AX 550万/VX 630万/ZX 730万/GR SPORT 770万円(ガソリン)
※ 重要な前提:本記事の数値は「トヨタ認定中古車の販売価格」です。買取査定額ではなく、実際の買取額は概ね2〜3割低くなります。あくまでも参考程度にしてください。母数が9台と極めて少ないため、統計的な信頼性は限定的です。在庫は日々変動するため、数字は取得日時点のスナップショットです。なお現行の新車価格はその後の改良で引き上げられています(2025年3月改良後は525.25万〜813.67万円)。
📊 全9台を全部見せます
母数が9台しかないなら、いっそ全部お見せするのが一番正確です。2026年7月7日時点の、トヨタ認定中古車に存在するランクル300のすべてがこちら。
| # | グレード | 年式 | 走行距離 | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ZX | 2021年 | 8,000km | 1,298.0万円(最高) |
| 2 | ZX | 2023年 | 18,000km | 1,180.0万円 |
| 3 | ZX | 2025年 | 3,000km | 1,155.0万円 |
| 4 | ZX | 2024年 | 27,000km | 1,070.0万円 |
| 5 | ZX | 2024年 | 25,000km | 1,067.0万円 |
| 6 | GR SPORT | 2021年 | 22,000km | 999.9万円 |
| 7 | GR SPORT | 2023年 | 49,000km | 979.0万円 |
| 8 | ZX | 2024年 | 51,000km | 979.0万円 |
| 9 | GX | 2023年 | 4,000km | 781.0万円(最安) |



注目は#1。2021年式・5年落ちのZXが1,298万円と、9台中最高値です。新車価格730万円の約1.8倍。年式が古いのに一番高いのは、初期モデルにしかない仕様や装備、そして「タマがあること自体の価値」でしょう。普通の中古車の常識が通用しない世界です。


💡 一次データから見えてきたポイント3つ
① 残価率154%の正体は「新規受注停止」と「海外需要」の合わせ技
ランクル300は発売直後から注文が殺到し、ガソリン車の新規受注停止が現在も続いています(2026年1月時点の公式サイト表記ベース)。つまり「新車を買う」という選択肢が事実上封じられており、今すぐ乗りたければ中古しかない。この極端な需給が、5年落ちでも新車の1.5倍という値付けを成立させています。
もう一つ見逃せないのが海外需要です。ランクル300は中東やパキスタンなど右ハンドル圏での人気が非常に高く、国内の中古車が業者によって輸出に回るケースが多いと言われています。実際、パキスタンは2026年1月から中古車の輸入規制を強化しており、それ以降ガソリンモデルの相場には落ち着きの動きも報じられています。本記事のデータは規制強化から半年後の2026年7月7日時点のもの。つまり154%という数字は、海外需要が多少落ち着いたとされる後になっても、国内の受注停止という「買えない」事実だけで新車の1.5倍を維持している水準です。海外の押し上げが強かったピーク時はさらに高かった可能性があり、輸出規制の動向は今後の相場を占う上で要注目です。当ブログで分析してきたレクサスLX(約107%)、アルファード40系(約111%)も「新車超え」でしたが、300系の154%は別次元です。
② 新車を「同じ装備」で買ったら?乗り出しで比べ直すと約142%
ここで冷静な補正を一つ入れておきます。先ほどの154%は「中古の車両本体価格 ÷ 新車の車両本体価格」で出した数字です。ただ実際に新車のZXを買うときは、本体価格(発売時730万円・2025年3月改良後の現行価格は743.6万円)に加えてオプションや諸費用がかかります。認定中古車は電動ムーンルーフ(ZXは標準)やナビ、フロアマットなどが付いた「乗り出せる状態」の個体ですから、新車も同じように装備と諸費用を足した「乗り出し価格」で比べるのがフェアです。ZX相当で揃えて比べ直すと、こうなります。
| ZX(4WD)で比較 | 新車(発売時・装備込み乗り出し目安) | 認定中古(支払総額の実測平均) |
|---|---|---|
| 車両本体 | 730.0万円 | 1,124.8万円 |
| オプション・諸費用 | 約70万円(パール塗装+フロアマット等+税・登録諸費用。※ナビは含まず=下記注記) | 約14万円(中古の諸費用) |
| 乗り出し総額 | 約800万円 | 約1,139万円 |
| 新車乗り出し比 | — | 約142% |
新車のZXを装備込みで乗り出しても約800万円。対して認定中古ZXの支払総額(乗り出し)は平均約1,139万円です。本体だけの154%はやや割り増しに見えますが、装備・諸費用を同条件にそろえても約142%。しかも面白いのは、新車のほうが諸費用が高い(約70万円 vs 中古約14万円)のに、総額は中古が圧倒的に上という点。「新車を苦労してフル装備で買うより、今すぐ乗れる中古のほうが300万円以上高くつく」という逆転が、乗り出しベースでもはっきり確認できます。(新車の乗り出しは値引き前・2021年8月発売時の本体価格+実際のディーラー見積もり例に基づくOP/諸費用の目安。2025年3月改良後の現行価格ZX 743.6万円で計算し直しても乗り出し約814万円・中古総額比は約140%です。なおZXはムーンルーフ・JBLサウンド・パワーバックドアが標準装備の一方、T-ConnectナビはZXでもメーカーオプション。中古の個体は純正ナビ付きが通常のため、ナビ代を新車側に足すと乗り出しは約830〜845万円・中古総額比は約135〜137%まで縮みますが、それでも中古が300万円前後高い構図は変わりません。中古は取得日時点の実測支払総額。いずれも参考値です)
③ 全国在庫9台=「手放す人がいない」ことの裏返し
アルファードは450台、ハリアーは1,348台を分析できたのに対し、ランクル300はたった9台。これは人気が無いのではなく、手放す人がほとんどいないということです。一度手放すと二度と(新車価格では)手に入らないのだから、当然と言えば当然。中古在庫の少なさは、その車の「手元に置いておく価値」を映す鏡だと感じます。
④ このプレミアムは永遠ではない。2026年9月が転機か
300系は2026年9月に従来ガソリンを廃止しHEVを設定する大幅改良が予定されていると報じられています。供給が正常化し、新車が普通に買えるようになれば、中古のプレミアムは縮小していくのが自然な流れです。逆に「最後の純ガソリンV6ツインターボ」として現行型の希少価値が増す可能性もあり、ここは今後の定点観測ポイント。本記事の数字は「2026年7月7日時点のスナップショット」として記録しておきます。
⚠️ 「販売価格」と「買取価格」の差を正直に
- 今回の数字は認定中古車の店頭販売価格。仕入れ・整備・保証・販売店利益が含まれます
- 一般的に買取〜店頭販売の差は2〜3割。店頭1,100万円のZXなら買取は770〜880万円あたりが理屈上の目安
- それでも新車730万円を上回る計算で、「買った値段より高く売れる」状態は買取ベースでも十分ありえます
- なおランクルの高値は海外からの旺盛な需要が下支えしていると言われます。輸出相場の変動で将来の水準は変わりうる点もご留意ください
💰 ランクル300の今の価値が気になったら、まずはネットで無料の相場チェックから始めるのが手軽です。本記事の残価率はあくまで「販売価格」の話——ご自身のランクル300の買取相場は、査定に出してはじめて見えてきます。「どこの何のサービスか」が分かるように、それぞれの特徴を書いておきます。
📝 まとめ|あくまでも参考程度に
- トヨタ認定中古車のランクル300は全国わずか9台。9台すべてが発売時の新車価格超え
- ZXの残価率は約154%(6台・平均1,124.8万円)=当ブログ分析シリーズ史上最高。ただし装備・諸費用を揃えた乗り出しベースでは約142%(新車約800万→中古約1,139万)に補正されるが、それでも新車超え
- 正体は新規受注停止の長期化による需給の歪み。2026年9月の改良(HEV化と報道)が転機になる可能性
- 母数9台の参考値であり、これは「販売価格」。買取査定はここから2〜3割低いのが一般則
繰り返しお伝えしている通り、本記事の数値はあくまでも参考程度に。実際に売却・購入される際は、複数の販売店・買取業者から最新の見積りを取られることをおすすめします。



「リセールの王様」の頂点に立つのはやはりランクルでした。同じランクルファミリーでも様相はまったく違うので、ランクル250(75台・発売2年で新車超え)とプラド(311台・生産終了後に値上がり)もあわせてどうぞ。トヨタ車シリーズはアルファード40系・ハリアー80系も分析しています🚗✨










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