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本記事では2026年10月1日時点でトヨタ認定中古車サイトに掲載されていたアルファード(2023年式以降)894台を独自集計し、40系アルファード820台のリセール傾向を分析しています(2026年10月更新・9月比の変化も掲載)。
「40系アルファードはリセール最強って本当?中古はいくらで売られてるの?」気になったので、トヨタ公式の認定中古車サイトに出ているアルファードの在庫を、自分で集計してみました。あくまでも参考程度に、と先に断っておきますが、これまでレクサス公式CPOでRX・NX・UX・LBX・LXと分析してきたのと同じ手法で、今回はトヨタの王様ミニバン・アルファードを一次データで見ていきます。
はろしょう✅ 今回やったこと:トヨタ認定中古車のアルファード在庫を独自集計(2026年10月1日時点・40系820台)
✅ シリーズ:レクサスCPO分析(RX・NX・UX・LBX・LX)のトヨタ版第1弾
✅ 注意点:これは「販売価格」であって「買取価格」ではない
✅ 私はアルファードオーナーではないので、純粋にデータ視点での分析です
👉 あくまでも個人で分析した参考データです
結論:40系アルファードのリセールはどう見えるか
先に結論です。40系アルファード(2023年6月〜)の認定中古車820台を集計した結果は、「主力グレードの中古販売価格が、発売時の新車価格をなお上回る」という、「リセールの王様」の名に恥じないものでした(2026年10月1日時点・2023年6月発売時の2WD新車価格基準。ただし7月からプレミアムは縮小が続いています)。
- 👑 Z(ガソリン):残価率 約107%(460台・平均576.3万円 vs 新車540万円)
- 🔋 Z(ハイブリッド):約99%(259台・平均616.5万円 vs 新車620万円)
- 💺 Executive Lounge(HEV):約92%(50台・平均782.9万円。新車850万円が高額なため率は低めだが絶対額は別格)
- 🆕 X(HEV):約105%(32台・2025年1月追加→2026年6月の改良で廃止された短命グレード)
- 🔌 Executive Lounge PHEV:約92%(6台※参考・平均980.8万円の最高額帯)
ざっくり言うと「売れ筋のガソリンZは中古のほうが新車より高い状態が続く。プレミアムは新車+36万円ほど」という構図です(7月時点の+60万円超からは縮小。ハイブリッドZは新車価格とほぼ同じ水準まで下がりました)。ただし、これは認定中古車の「販売価格」であって、買取査定額ではありません。残価率が100%を超えて見えても、買取で新車価格以上が返ってくるという意味ではない点に注意が必要です。実際の買取額は、年式・走行距離・店で大きく変わります。以下、820台の集計データで詳しく見ていきます。
なぜアルファードのリセールを自分で分析したのか
ネット上には「アルファードはリセール最強」という記事があふれていますが、出典が不明確だったり、買取業者のキャンペーンに紐づくものだったりと、自分の目で確かめた数字ではないものがほとんど。それなら、トヨタ自身が販売している公式の認定中古車の在庫を全部見てみようと思い立ちました。私はこれまでレクサス公式CPOでRX・NX・UX・LBX・LXの5車種を同じ方法で分析してきましたが、今回はその手法をトヨタ認定中古車に広げた第1弾です。
アルファードを選んだ理由はシンプルで、「リセールの王様」と呼ばれる車の実像を、公式一次データで確かめたかったからです。レクサスLXの分析で「新車価格を上回る中古価格」という現象を見ましたが、アルファードではどうなのか。数字で答え合わせをします。
分析の方法と前提
- データ元:トヨタ認定中古車 公式サイト(toyota.jp/ucar)
- 取得日:2026年10月1日時点(定期的にデータを取り直して更新しています)
- 対象:「アルファード」×「2023年式以降」の在庫。サイト上の該当1,253台のうち894台(約71%)を捕捉し、各車両の詳細ページから本体価格・年式・走行距離・排気量・寸法・駆動方式を抽出
- 捕捉率について:トヨタ認定中古車サイトは検索結果の表示が固定順ではなく、条件を変えて何度取得しても一部の車両が表示されない仕様のため、全件の取得はできませんでした。894台は無作為に近い形で集まった標本であり、傾向を見るには十分な母数と考えていますが、全数調査ではない点はご了承ください
- 40系/先代30系の判別:ディーラー入力の車名ではなく、詳細ページのスペック(排気量・全長)で機械的に判定。40系は全長499cm前後(先代は494〜495cm)、2.4Lターボは40系のみ、3.5L V6は先代のみ、という客観基準です。結果、40系820台/先代30系68台に分かれました
- グレード分類:トヨタ認定中古車にはレクサスCPOのような公式グレード絞り込みが無いため、車名表記とスペックを組み合わせた筆者ルールで分類しています(Z/Z HEV/Executive Lounge/X/PHEV等)。分類しきれない個体は「その他」として残価率計算から除外しました
- 新車参考価格:2023年6月発売時のメーカー希望小売価格(税込・2WD基準)=Z(ガソリン)540万円/Z(HEV)620万円/Executive Lounge 850万円。X(HEV)510万円とExecutive Lounge PHEV 1,065万円は2025年1月追加時の価格
※ 重要な前提:本記事の数値は「トヨタ認定中古車の販売価格」です。個人が買取に出した時の査定額ではありません。店頭の価格には、仕入れ値のほかに、陸送や点検整備の費用と販売店の利益が含まれます(中古車大手IDOM〈ガリバー〉の決算補足資料〈2026年1月〉でも、車両の売買差益の原価に陸送費用や点検整備費用を含めています)。実際の買取額は、年式・走行距離・店で大きく変わります。あくまでも参考程度にしてください。また在庫は日々変動するため、台数・平均価格は取得日時点のスナップショットです。残価率は2WD発売時価格基準で、在庫には4WD(E-Four)やオプション装着車が混在するため、比率はあくまで目安です。
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グレード別|認定中古車の平均本体価格と残価率
40系820台をグレード別に集計しました。新車価格は発売時のメーカー希望小売価格(2WD)と並べています(台数の多い順)。
| グレード | 台数 | 平均年式 | 平均走行 | 平均本体価格 | 新車価格(2WD) | 目安比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z(ガソリン 2.5L) | 460(最多) | 2023.7 | 17,964km | 576.3万円 | 540.0万円 | 約107% |
| Z(ハイブリッド 2.5L) | 259 | 2023.9 | 24,636km | 616.5万円 | 620.0万円 | 約99% |
| Executive Lounge(HEV) | 50 | 2024.0 | 25,340km | 782.9万円 | 850.0万円 | 約92% |
| X(HEV・2025年1月追加→2026年6月廃止) | 32 | 2025.2 | 10,781km | 533.8万円 | 510.0万円 | 約105% |
| Executive Lounge PHEV | 6(参考) | 2025.2 | 6,508km | 980.8万円 | 1,065.0万円 | 約92%※ |
| 福祉車両・その他 (G・Spacious Lounge・分類不能含む) | 13 | — | — | — | — | — |
※ 新車価格は2023年6月発売時(X・PHEVは2025年1月追加時)のメーカー希望小売価格(税込・2WD)。2025年1月の一部改良で各グレード10〜15万円値上げされているため(Z 540→555万円・Z HEV 620→635万円・Executive Lounge 850→860万円)、2025年式以降の個体は実際の新車価格がやや高くなります。PHEV(6台)は母数僅少のため特に参考値としてご覧ください。なおXは2026年6月3日の一部改良で廃止され、現行ラインナップでは後継エントリーグレード「G」に置き換わっています(廃止後も中古在庫として流通しているため、本記事では集計対象にしています)。4WD(E-Four)は新車価格も約20万円高いため、4WD個体の実際の残価率は表の数字よりやや低めになります。
👉 兄弟車のヴェルファイアはどうか、同じ手法で集計しました:ヴェルファイア40系の残価率を認定中古車データで分析してみた
構成比でみる40系アルファード中古市場
| 順位 | グレード | 台数 | 構成比 | 平均本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Z(ガソリン) | 460台 | 約56.1% | 576.3万円 |
| 2位 | Z(ハイブリッド) | 259台 | 約31.6% | 616.5万円 |
| 3位 | Executive Lounge(HEV) | 50台 | 約6.1% | 782.9万円 |
| 4位 | X(HEV) | 32台 | 約3.9% | 533.8万円 |
| 5位 | Executive Lounge PHEV ほか | 19台 | 約2.3% | — |



Zだけで全体の約88%。40系アルファードの中古市場は「Z一強」です。そしてそのZが、ガソリンは新車価格を上回る値段、ハイブリッドも新車価格とほぼ同じ値段で売られている。日本の中古車市場でも屈指の異常事態が、公式データではっきり確認できました。
QC7つ道具で見る40系アルファードのリセール
「平均が高い=値持ちが良い」と早合点しないよう、品質管理でおなじみのQC7つ道具の考え方で、820台のデータを多角的に可視化してみました(パレート図・ヒストグラム・層別散布図・層別グラフ)。


📅 前回からの変化(月次定点観測)
本記事は定期的にデータを取り直して更新しています。2026年9月→10月の約1ヶ月で見えた動きはこちら。
- サイト掲載の対象台数(2023年式以降)は1,065台→1,253台と、1ヶ月でさらに約190台増加。7月(601台)の約2倍
- Z(ガソリン)は582.2→576.3万円(▲5.9万円)で残価率約108%→約107%。7月から3ヶ月で約25万円下がった
- Z(HEV)は621.5→616.5万円(▲5.0万円・約99%)=初めて発売時の新車価格をわずかに下回った
- 供給が増えて価格が下がる、という方向は3ヶ月続けて変わらず。ただし1ヶ月あたりの下げ幅は7月→9月より小さくなっている
| 時点 | 対象台数(うち捕捉) | Z(ガソリン) | Z(HEV) |
|---|---|---|---|
| 2026年7月 | 601台(450台) | 601.6万円(約111%) | 638.1万円(約103%) |
| 2026年9月 | 1,065台(812台) | 582.2万円(約108%) | 621.5万円(約100%) |
| 2026年10月 | 1,253台(820台) | 576.3万円(約107%) | 616.5万円(約99%) |
※更新のたびにこの表へ行を追加していきます。半年分たまったら、リセール推移の時系列分析もお届けする予定です。
- ① パレート図(グレード構成):Z(ガソリン)460台+Z(HEV)259台で約88%。Executive Loungeは50台と希少で、X・PHEVも徐々に増えてきました。
- ② ヒストグラム(本体価格):550〜650万円に約7割が集中(最頻550〜600万円・362台)。新車のZが540〜642万円ですから、「中古も新車価格帯で売られている」ことが分布からも分かります。
- ③ 層別散布図(走行距離×価格):走行4万kmあたりまでは価格の下落がかなり緩やか。Executive Lounge(金色)は別レンジ(750〜850万円)を形成し、PHEV(赤)は800万円台後半〜1,200万円台の高価格帯に散らばっています。
- ④ 層別グラフ(残価率):母数の大きいZ(ガソリン)107%・Z(HEV)99%は信頼度の高い数字。Executive Loungeの92%は「新車850万円が高いから率が低く出る」パターンで、絶対額では最上位クラスです。
一次データから見えてきたポイント5つ
① ガソリンZは残価率約107%。「中古が新車+36万円」が相場
最大勢力のZ(ガソリン・460台)は、平均2023.7年式・走行17,964kmで平均576.3万円。発売時の新車価格540万円に対して残価率約107%です。新車の注文が難しく納期も長い状況が続いたため、「すぐ乗れる中古」に約36万円のプレミアムが付いている計算になります。3年近く乗った個体でも新車価格前後を維持しているのは、他の車ではまず見られない水準です。
② ハイブリッドZは約99%。ガソリンより「率」は低い
意外だったのがここ。Z(HEV・259台)は平均616.5万円で残価率約99%と、ガソリンZより約8ポイント低い結果でした。平均走行距離がガソリンZより約6,700km長い(24,636km)ことも影響していそうですが、「ハイブリッドだから値持ちが良い」とは限らない、というのは面白い発見です。新車価格差(80万円)ほど中古価格差(約40万円)が開いていない、とも読めます。
③ Executive Loungeは率92%でも絶対額は別格の780万円級
最上級のExecutive Lounge(50台)は平均782.9万円。残価率の数字では約92%とZより低く見えますが、これは新車価格850万円そのものが高いためです。レクサスLXの“EXECUTIVE”(残価率約88%・絶対額約1,591万円)と同じ構図で、「率で見るか、絶対額で見るか」で印象が変わる典型例です。売る側から見れば、850万円の車が3年落ちでも約783万円で店頭に並ぶのは驚異的な値持ちです。
④ 先代(30系・2023年式)は平均438.4万円。世代差は約138万円
今回の集計では、同じ「2023年式」でも先代30系が68台含まれていました(全長・排気量で機械判別)。その平均は438.4万円。同年式でも40系のZ(ガソリン)平均576.3万円とは約138万円の差があります。フルモデルチェンジをまたぐと、たとえ登録年が同じでも中古価格はここまで分かれる、という生々しい実例です。
⑤ プレミアムはいつまで続くか。数字は「今」のスナップショット
残価率100%超という状態は、新車の供給制約(受注制限・長納期)が生んだ需給の歪みです。2025年1月の一部改良以降は生産・受注も段階的に正常化しつつあると言われており、新車が普通に買えるようになれば、中古のプレミアムは縮小していくのが自然です。年式分布を見ると2023年式325台・2024年式292台・2025年式182台・2026年式20台と、初期組の売却が本格化しています。実際、7月→10月でZ(ガソリン)は約25万円下落しており、縮小は既に始まっています。本記事の数字は「2026年10月1日時点のスナップショット」です。
「販売価格」と「買取価格」の差を正直に
記事の信頼性のために、ここは正直に書いておきたいポイントです。今回集計したのは認定中古車の店頭販売価格。ここには、車両仕入れ・整備・保証・販売店利益などが含まれます。
- 実際の買取額は、年式・走行距離・店で大きく変わります。複数社の査定で確かめるのが確実です
- 残価率107%に見えても、買取で新車価格以上が返ってくるわけではない点にご注意ください
💰 アルファードの今の価値が気になったら、まずはネットで無料の相場チェックから始めるのが手軽です。本記事の残価率107%はあくまで「販売価格」の話——ご自身のアルファードの買取相場は、査定に出してはじめて見えてきます。「どこの何のサービスか」が分かるように、それぞれの特徴を書いておきます。
まとめ|あくまでも参考程度に
- トヨタ認定中古車の40系アルファードは820台を捕捉。Zが約88%を占める「Z一強」市場
- Z(ガソリン)の残価率は約107%。中古販売価格が新車価格を約36万円上回る。ただし7月比▲25万円とプレミアムは縮小が続く
- Z(HEV)は約99%。「ハイブリッドのほうが値持ちする」とは限らない結果に
- Executive Loungeは率92%でも絶対額780万円級。レクサスLXと同じ「率と絶対額のねじれ」構図
- 同じ2023年式でも先代30系(平均438.4万円)とは約138万円差。世代交代の影響は大きい
- 残価率100%超は新車供給制約が生んだ現象で、恒久的なものではない。数字は取得日時点のスナップショット
- そしてこれはすべて「販売価格」。実際の買取額は年式・走行距離・店で大きく変わる
繰り返しお伝えしている通り、本記事の数値はあくまでも参考程度に。実際にアルファードを購入・売却される際は、複数の販売店・買取業者から最新の見積りを取られることをおすすめします。










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