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2026年9月1日、レクサスがNXの新型モデルを世界初公開しました。この記事は「で、買いなのか。待ちなのか」を、私の立場から書いたものです。
はろしょう
発表の前日に、現行NXの公式スペックと中古在庫338台を記録しておきました。「発表前の数字」を持っているのが、この記事の唯一の強みです。そこから判断していきます。
結論|買う価値はあります。ただし価格が出るまでは動けません
⭐ 結論:買う価値あり。ただし条件つき
私がNXではなくRXを選んだ理由は「高速での重厚さと安定感」でした。今回の改良で手が入っているのは、まさにその領域です。だから買う価値はあると思っています。
ただし価格が発表されていません。現行は550万〜772.5万円。ここがどう動くか分からないうちは「買い」とは言い切れない、というのが正直なところです。
買う価値があると考える理由|3つ
| 理由 | 根拠となる数字 |
|---|---|
| 弱点を埋めにいく改良だから | フロア剛性+25%/サスペンションタワー剛性+30%/E-Fourが常時AWDへ |
| EV航続の伸びが大きいから | 87km → 140km超(日本・WLTC・暫定値)。DC急速充電にも対応 |
| 入り口が広がったから | 2.0LのNX300hを新設。1,690kg〜と現行のどのNXより軽い |
グレードのおすすめ|迷ったら“F SPORT”
発表前日にレクサス認定中古車338台を数えたところ、“F SPORT” は “version L” より残価率が約5ポイント高いという結果でした(NX350hで93.5% vs 88.6%)。新車価格の差は3万円です。
| こんな方 | 候補 |
|---|---|
| 自宅で充電できる方 | NX450h+ |
| AWDが必要な方 | NX350h AWD |
| 価格を抑えたい/街乗り中心 | NX300h(FFのみ) |
| 売るときの目減りを抑えたい | “F SPORT” を選ぶ |
急がなくていい人・待つ価値がある人
- 今すぐクルマが必要な方
- ガソリンのNX350を狙っていた方
※廃止の発表はなく、諸元表に載っていないだけです - 装備の細かい違いで選びたい方
- 2027年以降の乗り換えを考えている方
- PHEVを検討している方
- 街乗り中心で軽快さを求める方
ここから先は、なぜそう考えたのかを順番に書いていきます。
この記事を書いている立場|UX・NX・RXを全部運転しました
- いま乗っているのはRX350 “F SPORT” AWD
- レクサスSUVはUX250h → RX300 → RX350 と乗り継いでいます
- 現行のNX350 “F SPORT” AWD は、ディーラーの代車として数日間お借りして運転しました(街乗りとワインディング)
つまりUX・NX・RXの3台を、すべて自分の運転で比べたうえで、RXを選んでいます。その前提で書きます。
💭 待つと決めたなら、いま乗っている車の価値を先に知っておく
新型の発売は2026年末以降。日本での具体的な時期はまだ発表されていません。その間も、いま乗っている車の価値は下がっていきます。買取額は年式・型式・時期で10万円単位で動くので、「待つ」判断をするなら今の相場を押さえておくと動きやすくなります。
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変更点|3行でまとめると
- 2.0LのNX300hが新設。主要諸元表から2.4LガソリンのNX350が消えました
- NX450h+のEV航続距離が87km→140km超へ
- フロア剛性+25%・サスペンションタワー剛性+30%、E-Fourは常時AWDに
数字とデザインの変化は、こちらに全部まとめました。
▶ レクサスNXマイナーチェンジ|現行と比較した変更点まとめ
RX乗りの本音|私がNXを選ばなかった理由に手が入っている
NXを「良い」と思った理由と、選ばなかった理由
現行NX350を運転して、いちばん印象に残ったのは軽さから来る軽快さでした。RX350と同じ2.4Lターボなのに、車重が約220kg軽い。アクセルを踏んだときの反応がキビキビしていて、街中の発進や合流が素直に気持ちいい。
サイズも効きます。全幅がRXより55mm狭く、全高1,660mm。コインパーキングや立体駐車場で気を遣う場面が、はっきり減ります。
それでも私がRXを選んだのは、高速とロングドライブでの重厚さと安定感を取ったからです。NXが劣っているという意味ではなく、完全に好みの分かれ道でした。
今回の改良は、私がRXを選んだ理由のほうに効いている
ここが、今回いちばん引っかかったところです。
私がNXではなくRXを選んだ理由は「重厚さ・安定感」でした。今回の改良で強化されたのは、まさにその領域です。
| 強化された項目 | 公式の数値 | 私がRXを選んだ理由との関係 |
|---|---|---|
| フロア剛性 | 約25%向上 | 直進安定性・乗り心地の土台 |
| サスペンションタワー剛性 | 約30%向上 | ハンドリングとロードノイズ |
| E-Four | 直進時も含む常時AWDへ | 接地感。高速巡航での安心感 |
| ショックアブソーバー | 極微低速バルブ付を新採用 | 路面のうねりでの姿勢の収まり |
| PHEVバッテリー | セル配置を横方向に変更=低重心化 | 操縦安定性 |
さらに開発の走り込みには、ニュルブルクリンクとその周辺道路が使われたと明記されています。低速の街中から200km/hを超えるアウトバーンまで、という書き方をしているのは、高速域の造り込みに手を入れたということだと読みました。
NXの長所だった軽快さはそのままに、私が物足りないと感じた側が底上げされている。数値だけを見るかぎり、そういう改良に見えます。
結論|買う価値はあると思います
正直に書くと、私は今回のNXには買う価値があると思っています。
理由は3つです。
- 弱点を埋めにいっている改良だから。剛性・常時AWD・低重心化は、どれも「NXは軽快だが、腰の据わりはRX」という私の実感に対する回答になっています
- EV航続距離87km→140km超のインパクトが大きいから。片道20km台の通勤や買い物なら、日常の多くをエンジンを起こさずに走れる計算になります。DC急速充電への対応も加わりました
- 入り口が広がったから。2.0LのNX300h(1,690kg〜)という、現行のどのNXより軽いグレードが増えました。私が評価した「軽さから来る軽快さ」を、いちばん安く味わえる可能性があります
ただし|いま断定できないこと
価格が出ていません。これが分からないうちは「買い」とまでは言い切れないのが本音です。現行は5,500,000円〜7,725,000円。ここからどう動くかで、話はまったく変わります。
あわせて、こういう方は急がなくていいと思います。
- 今すぐ必要な方……発売は2026年末以降で、日本での具体的な時期は未発表です。待ち時間が読めません
- ガソリンのNX350を狙っていた方……新型の主要諸元表に載っていません。現行のうちに動くという判断はあり得ます
- 装備で選びたい方……version L/F SPORT/OVERTRAILの構成がまだ公表されていません
逆に、2027年以降の乗り換えを考えている方、PHEVを検討している方、街乗り中心で軽快さを求める方には、待つ価値のある改良だと思います。
はろしょう
ここが本音の部分です。NXは軽快で気持ちよかった。でも私はRXの重厚さを取りました。その「取らなかった側」に、今回は手が入っています。
📌現行NX350とRX350を両方運転した比較はこちらに書いています → レクサスNX350とRX350を両方乗った本音比較
グレード選び|残価率はF SPORTが約5ポイント高い
新型のグレード別装備と価格は、まだ発表されていません。なので「新型のこのグレードが買い」とは書けません。
そのかわり、現行NXの中古在庫を実際に数えて、どのグレードが値落ちしにくいかを出しました。新型でグレードを選ぶときの参考になるはずです。
新型の3グレードを公式値で並べる
※すべて開発中の暫定値。地域・仕様によって異なります。
数字で見ると、350hと300hのシステム出力はほとんど変わりません(140-180kW と 145kW)。差が出るのは0-100km/hで、7.1〜7.8秒に対して9.2秒。300hはAWDの設定がなくFFのみという点も、選ぶうえで大きいと思います。
現行の残価実測|F SPORTのほうが落ちにくい
ここからが本題です。2026年8月31日、新型が発表される前日に、レクサス認定中古車(CPO)のNX在庫338台を全部数えました。
| グレード | CPO平均 / 新車価格 | 残価率 |
|---|---|---|
| NX350 “F SPORT” ガソリン・31台 | 596.1万 / 630.6万 | 94.5% |
| NX350h “F SPORT” 110台 | 599.1万 / 640.6万 | 93.5% |
| NX350h “version L” 73台 | 565.1万 / 637.6万 | 88.6% |
| NX450h+ “F SPORT” 13台 | 621.6万 / 758.5万 | 82.0% |
| NX450h+ “version L” 10台 | 585.9万 / 749.5万 | 78.2% |
※平均年式は2022.8〜2023.3年、平均走行距離は23,681〜27,824km。年式・走行距離はグレード間で大きな差はありません。
⚠️CPOの掲載価格は販売価格であって買取価格ではありません。「新車価格に対してレクサス店がいくらで売っているか」の比率です。実際の下取り・買取額はこれより低くなります。新車価格はレクサス公式(2026年8月31日時点)。450h+は在庫が10〜13台と少なく、数字がぶれやすい点にご注意ください。
現行NX グレード別 残価率
レクサス認定中古車(CPO)の在庫338台を全数集計/2026年8月31日・新型発表の前日
残価率=CPO掲載価格 ÷ 新車価格。掲載価格は販売価格であり買取価格ではありません。 新車価格はレクサス公式(2026年8月31日時点)。450h+は在庫が10〜13台と少なく数字がぶれやすい点にご注意ください。
ここから読めることが3つあります。
① F SPORT のほうが version L より落ちにくい
同じNX350hで、F SPORT 93.5% に対して version L 88.6%。約5ポイントの差があります。450h+でも F SPORT 82.0% > version L 78.2% と、同じ向きです。
新車価格は F SPORT のほうが3万円高いだけ(640.6万 vs 637.6万)。ほぼ同じ値段で買って、F SPORTのほうが高く残っているという結果です。
② PHEV(450h+)がいちばん落ちている
78〜82%。350h系の88〜94%と比べると、10ポイント以上低い数字です。新車価格が750万円台と高いぶん、下がり幅も大きくなります。
ここが新型で変わる可能性があります。今回の改良でNX450h+のEV航続距離は87km→140km超。DC急速充電にも対応しました。PHEVの弱点が埋まれば、残価も変わってくるかもしれません。
⚠️これは仮説です。EV航続距離が伸びれば残価が上がる、という因果は実証されていません。実際にどうなるかは、新型が中古市場に出てくる2028年以降にならないと分かりません。
③ 主要諸元表から消えたガソリンが、いちばん強かった
残価率トップはNX350 “F SPORT”(2.4Lガソリンターボ)の94.5%でした。そして、このグレードが新型の主要諸元表から消えています。
私が数日間借りて「軽快で気持ちいい」と感じたのが、まさにこのNX350です。数字のうえでも、いちばん値落ちしにくいグレードでした。
⚠️NX350(2.4Lガソリンターボ)は「廃止」が発表されたわけではありません。公表されたのはプロトタイプの主要諸元であり、全グレードを網羅した表とは限りません。日本仕様の発表を待つ必要があります。
結局、どれを選ぶか
グレードの選び分け
🔴繰り返しになりますが、新型のグレード別装備・価格は未発表です。上の表は「現行の実測」と「新型の公式諸元」から組み立てたもので、新型の残価を保証するものではありません。日本仕様が発表されたら、この記事は書き直します。
はろしょう
意外だったのは、F SPORTのほうがversion Lより残価率が高いことでした。新車価格の差は3万円なのに、残り方が5ポイント違います。
💭 残価を気にするなら、売るときの数字も先に見ておく
ここまで見てきたのはCPOの掲載価格=レクサス店が売っている値段です。実際にご自分の車がいくらで売れるかは、買取店に聞かないと分かりません。私はUXを売るとき4社に相見積もりを取って、25万円の差がありました。ディーラーで話を進める前に、外の数字を1つ持っておくと交渉の材料になります。
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答え合わせ|メディアの予想はどこまで当たったか
発表前、複数の自動車メディアが予想記事を出していました。発表前日に記録しておいたので、答え合わせができます。
| 予想 | 出典 | 結果 |
|---|---|---|
| 9月1日に世界初公開 | car-repo.jp(8/29) | ✅ そのとおり |
| リヤコンビネーションランプを一新 | goo-net(6/1) | ✅ ダブルLシグネチャー採用 |
| e-Axleの改良・軽量化・燃費向上 | goo-net(6/1) | ✅ e-Axle採用・SiC採用 |
| 日本発売は2026年12月頃 | car-repo.jp(8/29) | △ 公式は「2026年末以降」。日本の具体日は未発表 |
| デビューは2027年春 | goo-net(6/1) | ❌ 公式は2026年末以降 |
| 「NX400h」へ改称 | car-repo.jp(8/29) | ❌ 450h+/350h/300h のまま |
| ヘッドライト内部に三角形モチーフ | response.jp(6/27) | ❌ 公式の説明は「DRLとターンシグナルを統合したダブルライン」 |
| Arene OSの採用 | car-repo.jp(8/29) | ― プレスリリースに記載なし |
| 充電インレットがフロントフェンダーへ移動 | goo-net(6/1) | ― 位置についての記載なし(電動充電リッドの採用は明記) |
※response.jpが挙げていたヘッドライトの意匠は、同社と提携するデザイナーの予想CGにもとづくものでした。実車ではありません。
そして、どのメディアも事前に触れていなかった変更が2つあります。
- 2.0LのNX300hを新設したこと
- 光と香りの「Sensory Concierge」を導入したこと
はろしょう
発表前に予想を記録しておいたので、答え合わせができました。当たったのはリヤランプとe-Axle、外れたのは発売時期と「NX400h」への改称。予想は予想でしかない、というのがよく分かります。
📌NX350hのF SPORTとversion Lの残価差は、CPO232台を数えて検証しました → NX350hはF SPORTとversion Lどっちが高い?
現行を検討中の方へ|21日で在庫が14%減りました
ひとつだけ、現行モデルを見ていた方に関係しそうなことを書いておきます。
新型の発売は「2026年末以降」で、日本での具体的な時期はまだ分かりません。その間、現行モデルは在庫が動きます。
実際、レクサス認定中古車(CPO)のNX在庫を8月10日と8月31日の2回数えたところ、394台から338台へ21日で56台(14.2%)減っていました。同じ期間のRXは305台から320台へ増えています。
⚠️ただし、この数字から「駆け込みで売れた」とは言えません。CPOの在庫が減る理由には、成約のほかに新規入庫の停止や掲載終了もあり、台数だけでは区別できないためです。あくまで「NXの在庫が減り、RXは減らなかった」という観測です。
新型を待つか、現行を選ぶか。判断材料が出そろうのは、日本仕様の価格が発表されてからだと思います。
はろしょう
発表の前日にCPO在庫を数えておいたのが効きました。NXは21日で14%減り、同じ期間のRXは増えています。ただし在庫が減った理由までは分かりません。
📌NX全体のリセール傾向は、認定中古車394台を分析した記事にまとめています → レクサスNXのリセールは強い?394台で残価率分析
まとめ|買う価値はある。ただし価格待ち
- 私の見方は「買う価値あり」。理由は、私がRXを選んだ理由(重厚さ・安定感)に手が入っているから
- ただし価格が未発表。ここが出るまで「買い」とは言い切れません
- 急がなくていい人=今すぐ必要/ガソリンNX350狙い/装備で選びたい
- 待つ価値がある人=2027年以降の乗り換え/PHEV検討/街乗り中心で軽快さを求める
- グレードは現行の実測で “F SPORT” が version L より約5ポイント残価率が高い(NX350h 93.5% vs 88.6%)
- 🔴新型のグレード別装備・価格は未発表。日本仕様が出たら書き直します
出典
・トヨタ自動車 ニュースリリース「LEXUS、「NX」の新型モデルを世界初公開」(2026年9月1日)
・LEXUS公式サイト「NX World Premiere」(2026年9月1日)
・LEXUS公式サイト「NX」主要諸元・環境仕様書/価格表/主要装備一覧表(2026年8月31日時点)
※新型の数値はすべて開発中の暫定値、掲載車両はプロトタイプです。


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