レクサスLBXを4時間ほど試乗し、UX250h “F SPORT” を3年所有した私が、どちらを選ぶかの結論です。

はろしょう
先に結論です。どちらが上、という話にはなりませんでした。走りを求めるならUX “F SPORT”、新しい装備を求めるならLBX。使い方で決まります。
結論|走りならUX “F SPORT”、新しい装備ならLBXでした
LBXとUX、どちらかが優れているという結論にはなりませんでした。私が実際に比べて感じたのは、求めるものが違えば答えも変わるということです。
私の結論
🏁 走りを重視する人 → UX “F SPORT”(新車なら300h、中古なら250h)
✨ 新しい装備を重視する人 → LBX
🔑 最後は使い方で決まる。どちらが上という順位はつけませんでした
理由をこのあと順番に書きます。ただ、その前に「私が何を根拠にこう言っているのか」をはっきりさせておきます。ここが曖昧な比較記事は、読んでも判断に使えないと思っているからです。
比較の条件|UXは3年所有、LBXは4時間の試乗です
私が乗っていたUX
UX250h “F SPORT” を約3年、21,000km乗りました。2026年3月末に手放しています。通勤にも使い、家族も乗せ、長距離も走った3年です。
私が試乗したLBX
2026年1月10日に、白いLBXを4時間ほど試乗しました。午前10時に受け取り、午後2時には販売店に戻っています。ディーラーで15分ほど走らせるような試乗ではなく、遠出をして走っています。後席にも自分で座り、荷室も開けて確かめました。

試乗した個体は18インチホイールを履いていました。

📌3年乗ったUX “F SPORT” そのものの話は、別の記事に書いています → LEXUS UX250h Fスポ3年所有→売却の本音レビュー
走り|加速・ハンドリング・ホールド感はUX “F SPORT” が好みでした
4時間走って、走りについてははっきり差を感じました。私が試乗したLBXと、3年所有したUX “F SPORT” を比べると、次の3点はUX “F SPORT” のほうが好みでした。

① 加速
踏んだときの出方が違いました。UX “F SPORT” のほうが、私には気持ちよく感じられます。
② ハンドリング
曲がるときの感触も、UX “F SPORT” のほうが好みでした。
③ シートのホールド感
体の支えられ方が違いました。UX “F SPORT” のシートのほうが、私には合っていました。
はろしょう
ここは私が乗った個体どうしを比べた、私の好みです。数値の性能を比べたわけではありませんし、LBX全体の評価でもありません。“F SPORT” は走りに振った仕様なので、そもそも比べる土俵が違う、という見方もできます。
1.5Lで足りるか|一人なら、思った以上に走りました
「LBXは1.5Lの3気筒で非力なのでは」と気になる方は多いと思います。4時間の試乗ではバイパスも走り、想像していたより、よく走ると感じました。
🔴ただし一人で乗ったときの感想です。人を何人も乗せたり、荷物を積んだりして走ったわけではありません。
高速道路での安定感や長距離の余裕は、年次改良後のUX300hを試乗したときにUXのほうにあると感じています → レクサスUX300h試乗|年次改良の進化を元UXオーナーが本音評価
乗り心地は「悪くない」
いっぽうで、LBXの乗り心地は悪くありませんでした。4時間走って、乗り心地に不満はありませんでした。
走りの鋭さでは好みが分かれても、普通に走っているぶんには快適だった、というのが正直なところです。
ただし、続けて2時間ほど運転したときには、しんどさがありました。乗り心地に不満があったわけではありませんが、長く乗り続けると疲れは感じました。
装備|新しさで選ぶならLBXでした
LBXはUXより後に出たクルマです。実際に乗ってみて、装備の新しさは感じました。新しい装備を求めるならLBXを勧めます、というのが私の考えです。

いちばん差を感じたのは操作する部分です。ステアリングのスイッチまわりは、LBXがNXやRXと同じ世代の操作感で、UXは一世代前。LBXに乗ったあとだと、UXの操作系は古く感じました(年次改良後のUX300hでも同じ)。UXのスイッチは押した感覚がしっかり残るので、ここは好みが分かれると思います。
ただし、助手席が手動なのは物足りませんでした
LBXの助手席は、手で調整するマニュアルシートです。運転席は電動なのに、隣の席は手動。レクサスに乗ってきた身としては、ここは少し物足りなく感じました。

レクサス公式サイトの主要装備一覧表(2026年9月時点)では、ハイブリッドのLBXのシートは次のとおりで、どのパッケージも同じです(全車標準装備)。
| 座席 | 公式の記載 |
|---|---|
| 運転席 | 8Way調整式パワーシート(ポジションメモリー/電動ランバーサポート付) |
| 助手席 | 6Way調整式マニュアルシート |
| 後席 | 6:4分割可倒式 |
つまり「LBXにパワーシートがない」のではなく、「助手席だけが手動」です。高性能版のMORIZO RRも、運転席は8Way調整式パワースポーツシート、助手席は4Way調整式マニュアルスポーツシートです(公式の主要装備一覧表)。助手席に人をよく乗せる方は、ここも実車で確かめてみてください。
サイズ|数字で比べると、差は「長さ」でした
感覚の話が続いたので、公式の数字も並べておきます。レクサス公式サイトの主要諸元表(2026年9月時点)からの引用です。
| LBX | UX300h | 差 | |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,190mm | 4,495mm | UXが305mm長い |
| 全幅 | 1,825mm | 1,840mm | ほぼ同じ(15mm) |
| 全高 | 1,545mm | 1,540mm | LBXが5mm高い |
| ホイールベース | 2,580mm | 2,640mm | UXが60mm長い |
| 最低地上高 | 170mm | 160mm | LBXが10mm高い |
| 最小回転半径 | 5.2m | 5.2m | 🔑同じ |
| 車両重量 | 1,300〜1,390kg | 1,520〜1,600kg | UXが約200kg重い |
※出典:レクサス公式サイトの主要諸元表(2026年9月時点)。LBXはハイブリッド車(MORIZO RRを除く)の数値です。車両重量は駆動方式やパッケージによって幅があります。

🔑 最小回転半径は、どちらも5.2mで同じでした
「小さいクルマだから小回りが効く」と言われることがあります。私も最初はそう思っていました。
ですが公式の数字では、LBXとUXの最小回転半径は同じ5.2mです。曲がれる半径そのものは変わりません。
違うのは全長が305mm短いことと、ホイールベースが60mm短いこと。つまり「小さく回れる」のではなく、「車体が短い」という差です。駐車場に入れるときや、細い道ですれ違うときに効いてくるのは、こちらのほうだと思います。
車両重量は200kgほど違います
もうひとつ、数字と私の感想が食い違って見える点があるので、正直に並べておきます。
車両重量はLBXのほうが200kgほど軽い(公式)。それでも私は、加速はUX “F SPORT” のほうが好みでした。
軽いほうが速いはずだ、と思われるかもしれません。ただ、エンジンはLBX(ハイブリッド)が1.5Lの3気筒、UXが2.0Lの4気筒で、大きさが違います(レクサス公式)。重さだけで加速の良し悪しは決まらない、というのが正確なところです。
後席|前席を少し前に出して、自分で座りました
後席の広さは、実際に自分で座って確かめました。ただし条件があります。
前席を少し前に出した状態で座っています。その状態で、後席は狭いと感じました。

ここは条件を外して読まないでください。前席を自分の運転位置のまま座ったわけではなく、少し前に出しています。それでも狭いと感じた、というのが私の体感です。
後席のドアから乗り降りするときも、狭いと感じました。
後席を主に使う予定があるなら、ご自身の運転位置のまま後ろに座って確かめることを勧めます。身長も座り方も人それぞれなので、こればかりは実車で試すのが確実です。
荷室|高さはあるけれど、たくさんは積めなさそうでした
荷室は開けて見ただけで、実際に荷物は積んでいません。その前提で書きます。

見た印象は「高さはあるけれど、荷物は多くは乗らなさそう」でした。上方向には余裕があるものの、奥行きが浅く、後席の背もたれがすぐ後ろにあります。
公式の数字では、荷室の容量は2WDが237L+デッキ下50L(2段デッキボードを外すと330L+2L)、AWDが253L+2Lです(レクサス公式サイト・VDA方式の社内測定値)。2WDでデッキボードを外すと、75Lのスーツケースを2個積めるとされています(スーツケースの形状によっては積めない場合があります)。大きな荷物を日常的に積むなら、実車でも確かめてみてください。
お金|買うときの差と、売るときの差
買うとき
LBXの新車価格は、レクサス公式サイトの価格表(2026年9月に確認・税込)では次のとおりです。
| パッケージ | 2WD | AWD |
|---|---|---|
| “Elegant” | 4,200,000円 | 4,460,000円 |
| “Active” | 4,400,000円 | 4,660,000円 |
| “Cool” | 4,600,000円 | 4,860,000円 |
| “Relax” | 4,600,000円 | 4,860,000円 |
| “Bespoke Build” | 5,500,000円 | 5,760,000円 |
| MORIZO RR(1.6Lターボ) | ― | 6,800,000円 |
| MORIZO RR “Bespoke Build” | ― | 7,560,000円 |
※レクサス公式サイトの価格表より。2026年5月現在のメーカー希望小売価格(消費税込み)で、オプション価格は含みません。北海道地区は寒冷地仕様の価格が別途加算されます。MORIZO RRは8AT・6MTとも同じ価格です。
ここで面白いのは、“Cool”と“Relax”が同じ価格だということです。どちらが上という関係ではないので、装備や内外装の違いを見て、自分に合うほうを選ぶことになります。
いっぽうUXは、いまも新車で買えます(UX300h・5,210,000円〜5,757,000円/2026年9月時点のレクサス公式サイト・税込)。ただし公式には2027年2月をもって生産終了とあり、時期によっては生産予定台数に達して販売終了となる場合がある、とも書かれています。新車でUXを選べる期間は限られています。
売るとき|私はUXを390万円で売りました
私が実際に売った金額を書いておきます。
私のUXの売却実績
UX250h “F SPORT”/約3年・21,000km/2026年3月末
地元の買取専門店で390万円(大手3社も同水準。記録が残っている2社は365万円と375万円)
🔴これは私のこの個体・この時期の実績です。年式・走行距離・グレード・時期・地域で金額は変わるので、UX全体の相場ではありません。
📌このときの売り方と、実際に使ったサービスの話はこちらに書いています → MOTA車買取の評判は本当?UX390万円売却で使った実録
中古で見たときの値持ち
レクサスの認定中古車を自分で数えて、残価率を出した記事があります。そこから要点だけ引きます。
| 数えた台数 | 残価率の目安 | 中心の年式・走行 | |
|---|---|---|---|
| LBX | 40台 | おおむね99〜104% | 2024〜2025年式・低走行 |
| UX250h “F SPORT” | 37台 | 約85% | 2021〜2022年式・2.5〜3.4万km |
※いずれも2026年9月7日時点・レクサス認定中古車の販売価格から算出した新車価格比です。
🔴この2つの数字を、そのまま比べないでください。LBXは2024〜2025年式が中心、UXは2021〜2022年式が中心で、年式も走行距離も揃っていません。新しいクルマほど残価率は高く出ます。
🔴もうひとつ。これはお店の販売価格から計算した数字であって、あなたのクルマの買取価格ではありません。売るときの金額とは別物です。
そのうえで言えるのは、LBXは中古の在庫そのものが40台と少なく、しかもほぼ新車同然の個体ばかりだったということです。中古で安く買う、という選び方は現時点では難しそうでした。
📌UX側の値持ちを詳しく見たい方へ。認定中古車186台を数えた記事があります → 【9月更新】レクサスUXの残価率を公式CPO186台で分析してみた
選び方|こういう人はLBX、こういう人はUX
ここまでを、選ぶ側の目線で整理します。
| こういう人 | 私の答え | 理由 |
|---|---|---|
| 走りを楽しみたい | UX “F SPORT”(新車300h/中古250h) | 3年乗ったUX250h “F SPORT” で、加速・ハンドリング・ホールド感が私の好みだった |
| 新しい装備が欲しい | LBX | 後から出たクルマで、装備の新しさを感じた |
| 後席をよく使う | 実車で要確認 | 前席を少し前に出した状態でも、私は狭いと感じた |
| 大きな荷物を積む | 実車で要確認 | 高さはあるが奥行きが浅く見えた(積んではいない) |
| 新車で買いたい | LBX/UX300h | UX300hも新車で買えるが、2027年2月に生産終了の予定(台数によっては早く終わる)。この期限も判断材料に |
| 安く手に入れたい | 中古UX | LBXの中古在庫は少なく、ほぼ新車同然の個体ばかりだった |
📌LBXの値落ちをもっと詳しく知りたい方へ。認定中古車40台を1台ずつ数えて、残価率を出した記事があります → 【9月更新】レクサスLBXの残価率を公式CPO40台で分析してみた
まとめ|使い方で決まります
4時間走って、3年乗ったクルマと比べて、私が出した答えはこれです。
🏁 走りを重視するなら、UX “F SPORT” を選びます(私が3年乗ったのは250h。いまは新車で300h、中古で250hが選べます)
✨ 新しい装備を重視するなら、LBXを勧めます
🪑 後席と荷室は、使う予定があるなら必ず実車で確かめてください
🔑 どちらが上ではなく、使い方で決まります
この記事は、私が4時間試乗した1台と、3年乗った1台を比べた話です。すべてのLBX、すべてのUXに当てはまる評価ではありません。最後はご自身で運転して、ご自身で後ろに座って決めてください。この記事が、その前の材料になれば十分です。

いま乗っているクルマから乗り換える方へ
買うほうが決まっても、いま乗っているクルマがいくらで売れるかで、支払う金額は大きく変わります。私の場合、UXが390万円になったことで、次のクルマの借入を小さくできました。


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