※本記事はプロモーション(広告)を含みます。
本記事では2026年7月5日時点でトヨタ認定中古車サイトに掲載されていたハリアー(2020年式以降)1,477台を独自集計し、80系ハリアー1,348台のリセール傾向を分析しています。
「80系ハリアーってリセール良いの?3年落ちだといくらで売られてる?」気になったので、トヨタ公式の認定中古車サイトに出ているハリアーの在庫を、自分で集計してみました。あくまでも参考程度に、と先に断っておきますが、アルファード40系(450台)に続くトヨタ認定中古車分析の第2弾です。今回はシリーズ最大の1,348台という母数で、人気SUVの実像を一次データで見ていきます。
はろしょう✅ 今回やったこと:トヨタ認定中古車のハリアー在庫を独自集計(2026年7月5日時点・80系1,348台)
✅ シリーズ:レクサスCPO5車種+アルファード40系に続く第7弾・過去最大の母数
✅ 注意点:これは「販売価格」であって「買取価格」ではない
✅ 私はハリアーオーナーではないので、純粋にデータ視点での分析です
👉 あくまでも個人で分析した参考データです
🎯 結論:80系ハリアーのリセールはどう見えるか
先に結論です。80系ハリアー(2020年6月〜)1,348台の残価率はおおむね75〜89%。直前に分析したアルファード40系(主力グレードで100%超え)とは対照的に、人気SUVでも「新車超え」は起きておらず、堅実に値落ちしていく普通の中古車市場でした(2026年7月5日時点・2020年6月発売時の2WD新車価格基準)。
- 🥇 意外な首位はG(ガソリン):残価率 約89%(237台・平均302.4万円 vs 新車341万円)
- 🥈 Z Leather Package(ガソリン):約85%(203台)/Z(ガソリン):約84%(271台・最多)
- 🔋 ハイブリッドはガソリンより低め:Z(HEV)約80%・Z LP(HEV)約82%・G(HEV)約83%
- 🔌 PHEV Zは約77%(41台・平均479.2万円 vs 新車620万円)と下位
- 📉 最下位はG Leather Package(HEV)の約75%(10台・平均走行4.8万kmと過走行気味)
ざっくり言うと「ハリアーは3〜5年落ち・走行3〜4万kmで新車の8割前後。廉価グレードほど率が良く、ハイブリッドや電動の上乗せ分は中古で目減りする」という構図です。これは認定中古車の「販売価格」であって買取査定額ではなく、実際の買取はここから2〜3割低くなります。以下、1,348台の集計データで詳しく見ていきます。
🤔 なぜハリアーのリセールを自分で分析したのか
ネット上の「ハリアーはリセール最強」系の記事は、出典が不明確だったり買取業者のキャンペーンに紐づくものだったりと、自分の目で確かめた数字ではないものがほとんど。それなら、トヨタ自身が販売している公式の認定中古車の在庫を全部見てみようと思い立ちました。レクサスCPOでRX・NX・UX・LBX・LXの5車種、トヨタ認定中古車でアルファード40系を分析してきた同じ手法の第7弾です。
直前のアルファード分析では「中古が新車より高い」という異常な数字が出ました。同じトヨタの大人気車・ハリアーではどうなのか。「人気車=リセール最強」が本当か、1,348台の一次データで答え合わせをします。
🔍 分析の方法と前提
- データ元:トヨタ認定中古車 公式サイト(toyota.jp/ucar)
- 取得日:2026年7月5日時点
- 対象:「ハリアー」×「2020年式以降」の在庫。サイト上の該当約2,600台のうち1,477台(約57%)を捕捉し、各車両の詳細ページから本体価格・年式・走行距離・寸法・駆動方式を抽出
- 捕捉率について:トヨタ認定中古車サイトは検索結果の表示が固定順ではなく、条件を変えて何度取得しても一部の車両が表示されない仕様のため、全件の取得はできませんでした。1,477台は条件を変えた多数回の取得で無作為に近い形で集まった標本であり、傾向を見るには十分すぎる母数と考えていますが、全数調査ではない点はご了承ください
- 80系/先代60系の判別:ディーラー入力の車名ではなく、詳細ページのスペック(全幅)で機械的に判定。80系は全幅185cm(1,855mm)、先代60系は183〜184cm(1,835mm)という客観基準です。結果、80系1,348台/60系ほか129台に分かれました(60系と判定用データ欠落分は集計対象外)
- グレード分類:トヨタ認定中古車には公式グレード絞り込みが無いため、車名表記の筆者ルールで分類(S/G/Z×レザーパッケージ×ガソリン/HEV/PHEV)。分類しきれない個体(3台)は残価率計算から除外しました
- 新車参考価格:2020年6月発売時のメーカー希望小売価格(税込・2WD基準)=ガソリン S 299万/G 341万/G Leather Package 371万/Z 393万/Z Leather Package 423万円、ハイブリッドは各+59万円。PHEV Z(2022年10月追加・E-Four)は620万円
※ 重要な前提:本記事の数値は「トヨタ認定中古車の販売価格」です。個人が買取に出した時の査定額ではありません。ディーラーの利益分が含まれているため、実際の買取額は概ね本記事の数字より2〜3割ほど低くなる、と思っておくのが現実的です。あくまでも参考程度にしてください。また在庫は日々変動するため、台数・平均価格は取得日時点のスナップショットです。残価率は2WD発売時価格基準で、在庫には4WD(E-Four)・オプション装着車・年式による価格改定後の個体が混在するため、比率はあくまで目安です。
📊 グレード別|認定中古車の平均本体価格と残価率
80系1,348台をグレード別に集計しました。新車価格は発売時のメーカー希望小売価格(2WD)と並べています(台数の多い順)。
| グレード | 台数 | 平均年式 | 平均走行 | 平均本体価格 | 新車価格(2WD) | 目安比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z(ガソリン) | 271(最多) | 2021.9 | 34,869km | 329.6万円 | 393.0万円 | 約84% |
| Z Leather Package(HEV) | 257 | 2022.3 | 36,638km | 394.7万円 | 482.0万円 | 約82% |
| G(ガソリン) | 237 | 2022.2 | 35,051km | 302.4万円 | 341.0万円 | 約89%🥇 |
| Z Leather Package(ガソリン) | 203 | 2022.0 | 32,700km | 360.6万円 | 423.0万円 | 約85% |
| Z(HEV) | 174 | 2022.3 | 38,385km | 360.7万円 | 452.0万円 | 約80% |
| G(HEV) | 92 | 2022.6 | 36,554km | 333.1万円 | 400.0万円 | 約83% |
| PHEV Z | 41 | 2023.3 | 21,474km | 479.2万円(最高) | 620.0万円 | 約77% |
| S(ガソリン) | 29 | 2021.9 | 39,864km | 252.8万円(最安) | 299.0万円 | 約85% |
| G Leather Package(ガソリン) | 27 | 2021.0 | 49,556km | 285.7万円 | 371.0万円 | 約77% |
| G Leather Package(HEV) | 10 | 2021.3 | 48,100km | 324.2万円 | 430.0万円 | 約75% |
| S(HEV) | 4(参考) | 2021.5 | 43,250km | 280.8万円 | 358.0万円 | 約78%※ |
※ 新車価格は2020年6月発売時(PHEVは2022年10月追加時)のメーカー希望小売価格(税込・2WD)。その後の一部改良で価格は段階的に引き上げられており、現在の公式サイト掲載価格は本表より高くなっています(例:G ガソリンは発売時341万円→2026年7月時点371.03万円)。そのため2023年式以降の個体は実際の新車価格がやや高く、実質の残価率は表よりやや低めになります。またSグレードは現行ラインナップには設定がありません(2026年7月時点・在庫としては流通しているため集計対象)。S(HEV・4台)は母数僅少のため参考値。G Leather Package(77%/75%)は在庫が2022年式まで(2023年式以降の流通なし)で平均走行も5万km近くと古い個体に偏るため、低く出ている点に注意してください——レザー装備そのものが率を下げるわけではなく、実際Z Leather Package(約85%)はZ無印(約84%)をわずかに上回ります。4WD(E-Four)は新車価格も20〜22万円高いため、4WD個体の実際の残価率は表の数字よりやや低めです。
🏆 構成比でみる80系ハリアー中古市場
| 区分 | 台数 | 構成比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Zファミリー(Z/Z LP×ガソリン/HEV) | 905台 | 約67% | 中古市場の主役 |
| Gファミリー(G/G LP×ガソリン/HEV) | 366台 | 約27% | お買い得ゾーン |
| PHEV Z | 41台 | 約3% | 最高価格帯 |
| Sファミリー | 33台 | 約2% | 最安エントリー |



Z系だけで全体の約67%。アルファードの「Z一強(91%)」ほどではないものの、ハリアーも上位グレード中心の市場です。面白いのは、残価率の首位が最多のZではなく中間グレードのG(ガソリン・約89%)だったこと。「安く買って高く残る」のは意外にもGでした。
ハリアーとレクサスRX、実際に両方運転した比較もあります
▶ ハリアーとレクサスRXを両方運転して比べた本音|価格差250万円の中身
📈 QC7つ道具で見る80系ハリアーのリセール
「平均が高い=リセールが良い」と早合点しないよう、品質管理でおなじみのQC7つ道具の考え方で、1,348台のデータを多角的に可視化してみました(パレート図・ヒストグラム・層別散布図・層別グラフ)。


- ① パレート図(グレード構成):Z(ガソリン)271台を筆頭に、Z LP(HEV)257台・G(ガソリン)237台・Z LP(ガソリン)203台と上位4グレードで約72%。アルファードと違い、グレード構成は程よく分散しています。
- ② ヒストグラム(本体価格):325〜350万円が最頻(287台)で、250〜400万円に大半が収まるきれいな一山分布。1,348台という母数の大きさが、そのまま滑らかな相場カーブになっています。
- ③ 層別散布図(走行距離×価格):走行距離に応じて素直に右肩下がり。アルファードで見られた「走行が伸びても値が下がらない」現象はなく、教科書通りの値落ちカーブです。PHEV(赤)だけが450〜550万円の別レンジに浮いています。
- ④ 層別グラフ(残価率):G(ガソリン)約89%が首位、G LP(HEV)約75%が最下位。同じ80系でも装備・パワートレインの選び方で約14ポイントの差が付いています。
💡 一次データから見えてきたポイント5つ
① 残価率の首位は最上級Zではなく「G(ガソリン)の約89%」
今回いちばんの発見がここ。人気・流通量とも最大のZ(ガソリン・約84%)を、中間グレードのG(ガソリン・237台)が約89%と5ポイント近く上回りました。新車341万円に対して中古平均302.4万円。ベース価格が安いグレードほど値落ち「額」が小さく、率では有利という構図です。「リセールを考えるなら上級グレード」という通説が、ハリアーでは必ずしも当てはまりません。
誤解のないように言うと、Gが「Zより高く売れる」わけではありません(中古の絶対額はZ約330万円>G約302万円)。「率がいい」の中身は「買った値段からの目減りが小さい」ということ。店頭価格ベースで単純計算すると、Zは新車393万円→中古相場約330万円で約63万円の目減り。Gは341万円→約302万円で約39万円の目減り。同じハリアーに乗って、失う額はGのほうが24万円小さいのです。
理由は中古の買い手の心理にあります。新車で+52万円払ってZを選ぶのは「新車だからこそフル装備に」という層。一方、中古でハリアーを探す人は「予算内でハリアーに乗りたい」が出発点で、装備差に新車ほどの差額を払いません。実際、新車で52万円あるG⇔Zの価格差は、中古平均では約27万円まで縮んでいます。上級グレードの装備プレミアムは、中古市場でほぼ半分に圧縮される——次に見るハイブリッドの目減りと、根っこは同じ現象です。なお「Gは新しい個体が多いだけでは?」という疑いも、年式をそろえて再集計して検証済み。2020〜2025年式のどの年式で比べてもGがZを上回り、逆転は一度もありませんでした。
② ハイブリッドはガソリンより残価率が一段低い
Z:ガソリン約84% vs HEV約80%。G:約89% vs 約83%。Z LP:約85% vs 約82%。どの組み合わせでもハイブリッドの残価率がガソリンを下回りました。新車時の+59万円のプレミアムが、中古市場ではそのままの比率では評価されないためです。アルファード40系でも同じ傾向(ガソリンZ 111% vs HEV Z 103%)が出ており、これは偶然ではなさそうです。燃料代の節約分とあわせて考えるべきですが、「HEVだから高く売れる」という思い込みは要注意です。
③ PHEV Zは約77%。電動プレミアムは中古で目減りする
最高額グレードのPHEV Z(41台)は、新車620万円に対して中古平均479.2万円で約77%。平均2023年式・走行2.1万kmと在庫の中では新しく条件が良いにもかかわらず、率では下位です。レクサスUX300e(EV・約57%)ほど極端ではありませんが、電動化の上乗せ価格は中古市場で圧縮される傾向がここでも確認できました。逆に中古で買う側には、140万円引きでPHEVに乗れる狙い目とも言えます。
④ アルファードとの対比:「人気トヨタ車=新車超え」ではない
直前に分析したアルファード40系は、主力Zの中古販売価格が新車を1割以上上回る「異常市場」でした。同じトヨタの大人気車でも、ハリアーは最高で約89%とごく健全な中古相場です。この差は人気の差というより、新車の供給制約の差(アルファードは受注制限・長納期が続いた一方、ハリアーは比較的納期が安定)によるものと考えられます。海外需要の質も違い、アルファードが中華圏・東南アジアで爆発的な人気と言われるのに対し、ハリアーの輸出需要(マレーシア・中東・アフリカなどの右ハンドル国で人気)は堅調ながらそこまでの過熱ではないようです。「リセールの王様」現象は、車の魅力だけでなく需給の歪みが作る、ということがよく分かる対比です。
⑤ 2021年式が474台と最多。「3〜5年で乗り換え」の売却ラッシュ
年式分布は2020年式116台・2021年式474台・2022年式151台・2023年式347台・2024年式161台・2025年式91台。発売直後に納車された2021年式が突出して多く、初回車検〜2回目車検(3〜5年)のタイミングで手放す層が中古市場の供給源になっていることが読み取れます。この「3〜5年落ち」というゾーンは、中古車輸出の面でも意味があります。代表的な輸出先のマレーシアには「登録から5年以内の中古車しか輸入できない」制度があり、5年以内のハリアーは輸出需要が国内相場を下支えしやすいと言われます。裏を返せば、これから2023年式の大量売却期が来るため、80系の中古相場は当面「タマ数豊富で選びやすい」状況が続きそうです。
⚠️ 「販売価格」と「買取価格」の差を正直に
記事の信頼性のために、ここは正直に書いておきたいポイントです。今回集計したのは認定中古車の店頭販売価格。ここには、車両仕入れ・整備・保証・販売店利益などが含まれます。
- 一般的に、買取〜店頭販売の差は2〜3割程度と言われています
- たとえば店頭で約330万円のZ(ガソリン)なら、買取査定は230〜265万円あたりが理屈上の目安
- 残価率84%に見えても、買取ベースでは新車の6割前後になる計算です。それでも国産SUVとしては十分に堅調な部類です
💰 ハリアーの今の価値が気になったら、まずはネットで無料の相場チェックから始めるのが手軽です。本記事の残価率はあくまで「販売価格」の話——ご自身のハリアーの買取相場は、査定に出してはじめて見えてきます。「どこの何のサービスか」が分かるように、それぞれの特徴を書いておきます。
📝 まとめ|あくまでも参考程度に
- 80系ハリアーの認定中古車は1,348台を捕捉(シリーズ過去最大)。Z系が約67%を占めるが構成は程よく分散
- 残価率はおおむね75〜89%。首位は意外にもG(ガソリン)の約89%で、最多のZ(ガソリン)は約84%
- ハイブリッドは全組み合わせでガソリンより残価率が低い。+59万円の新車プレミアムは中古で目減りする
- PHEV Zは約77%。電動の上乗せは中古市場で圧縮される(買う側には狙い目)
- アルファード40系(100%超)との対比で、「新車超え」は需給の歪みが作る特殊現象だと分かる。ハリアーは健全な値落ちカーブ
- 2021年式が474台と最多=3〜5年落ちの売却ラッシュ。今後もタマ数豊富な相場が続きそう
- そしてこれはすべて「販売価格」。買取査定はここから2〜3割低いのが一般則
繰り返しお伝えしている通り、本記事の数値はあくまでも参考程度に。実際にハリアーを購入・売却される際は、複数の販売店・買取業者から最新の見積りを取られることをおすすめします。



1,348台を見て分かったのは、ハリアーのリセールは「最強」ではなく「堅実に優秀」だということ。そして選び方次第で約14ポイントも差が付くこと。同じ手法で分析したアルファード40系(450台)との対比もぜひ。レクサス版はNX 419台・UX 178台からどうぞ。次はランドクルーザーを予定しています🚗✨










コメント